ぺぺの映画備忘録

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【映画】ザ・ボーイ あらすじからネタバレ結末。人形少年?

【映画】ザ・ボーイ

ザ・ボーイ 人形少年の館(字幕版)

その先入観が命取り

あらすじ

過去に別れを告げるべく新天地にやってきたグレタ(ローレン・コーハン)は、老夫婦と一緒に生活している8歳の少年の世話係のアルバイトをすることになる。ところが紹介されたのは子供の人形で、夫妻はブラームスと呼んでかわいがっていた。さらに人形の世話には、決して破ってはならない10のルールがあったが、グレタは老夫婦が旅行に出掛けた後、そのルールを無視してしまい……。

 

予告

 

キャスト

グレタ・エヴァンス(ローレン・コーハン)

マルコム(ルパート・エヴァンス)

ヒールシャー(ジム・ノートン)

ヒールシャー夫人(ダイアナ・ハードキャッスル)

コール(ベン・ロブソン)

 

感想

YouTubeの予告からずっと気になってた映画です。

勝手に死んだ男の子の怨霊が主人公を襲うかとおもってましたが、想像の斜め上を行きましたね。

 

ブラームスが出てくるまでずっと不穏な空気をかもし出していたのに、まさかの生きていたなんて。心は少年のままというわけではなさそうなので、ある意味不気味で気持ち悪いですよね。

 

そしてラストはこのあとを匂わせる終わり方でした。

 

登場人物もグレタ、マルコム、夫妻、ブラームス、コールくらいなので、わかりやすいんですよね。

 

この映画は最初死霊館的な感じかと思ってたらエスターって言う映画だったわ!って感じですね。

 

壁に通路とか色々ご都合なところもありますが、ストーリーとしての完成度や不穏な空気で進んでいく展開には目が離せません。

 

個人的には10のルールを5こくらいにして、ストーリーと絡めて欲しかったですね。ブラームスが好きだからとか、これをしないとブラームスからの嫌がらせが増えるとか。

 

ホラー好きとしては少し物足りませんが展開としてはとても面白い作品でした

 

 

ストーリー

アメリカに住んでいたグレタは現在はイギリスにいました。イギリスでヒールシャー家のベビーシッターとして雇われたグレタは送迎係に送られてヒールシャー家にたどり着きました。

 

ヒールシャー家は本当に大きくグレタは見たことも無い様子に緊張していました。家人を探しに2階に向かいますが踊り場に夫婦と小さな男の子の肖像画が飾ってありました。2回の子供部屋を除くと沢山のおもちゃがあり、つい触っていると後ろから若い青年に声をかけられました。

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青年は日用品店の遣いで配達に来ていたようで、名前はマルコムといいました。ヒールシャーの家の人の居場所を聞くとマルコムはキッチンへ案内してくれました。マルコムはグレタを気に入ったらしく口説こうとしますが、グレタは話を逸らしヒールシャー家の人について聞きました。

 

マルコムは「いい人達だよ」とヒールシャー夫妻を評価します。しかし息子のことについては「説明しにくい」とはぐらかしました。するとヒールシャー夫妻がかえってきました。初老くらいの夫人はグレタを見て「靴は?」と訪ねます。玄関に脱いでいたので玄関に向かうと靴はなくなっていました。夫人は「息子が隠したのね。そのうち出てくるわ」と微笑みました

 

夫人は家族を紹介すると部屋に向かいます。夫も初老くらいの男性で手にはビスクドールが抱かれていました。なのん疑いもせずその人形を「息子のブラームスよ」と紹介してきました。グレタは冗談でしょ?と言いますが夫妻は真面目な顔をしていました。そこへマルコムが入ってきて人形に話しかけているのを見て、本気なんだと察するしかありませんでした

 

夫人は次々に家のことを説明を始め10この約束ごとをグレタに言いつけます

*客人を招いてはならない
*少年の顔を覆ってはいけない
*食事は冷蔵庫で保管せよ
*毎朝7時に起こすこと
*平日は3時間勉強を教えること
*音楽を大音量でかけること
*少年を独りにしてはならない
*庭のネズミ取りを掃除すること
*必ず少年に食事を与えること
*お休みのキスをすること

夫婦は本当に息子がいるように振舞っていましたが夫の方がぽつりと「周りから見たらおかしいかもしれないが息子はいるんだ。」と言いました。グレタを選んだのはブラームス自身だと微笑みながら夫人は教えてくれました。

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グレタは与えられた自室に向かい、電話で姉にヒールシャー家の愚痴を言いますが姉は「電話が鳴り止まないの」と言いました。グレタは元夫のコールからのDV被害に遭っており、命からがら逃げ出しイギリスの地にいました。子供を妊娠したことで暴力は一時的に無くなりましたが、直ぐに暴力は再開し、子供は流産してしまいました。それから急いで離婚しコールに居場所がバレないようにイギリスに来ていました。姉への電話はコールからグレタの居場所を問い詰める連絡でした。

 

翌日起きてくると家の中が散らかっており、ヒールシャー夫人が怒りながら片付けをしていました。どうしたのか聞くグレタに「ブラームスよ!」と言います。夫婦が旅行に行くので情緒不安定になってるだけだといいます。

 

夫婦は旅行に行く前に大切な約束事10個を書いた紙をグレタに渡します。もし分からないことがあったらマルコムに聞くようにと言います。夫人は行く前に「ごめんなさい」とささやき、2人は楽しげに旅行に出かけていきました。

 

グレタは夫妻を見送ったあとは人形を「気味悪いのよ」といい布で顔を隠します。家にあったお酒を飲みながらのんびり本を読んでいました。グレタは人形を子供部屋の椅子に乱暴に起きます。そのまま夜が更けグレタは眠りますが人形そっくりな少年に首を絞められる夢を見て飛び起きます。

 

恐ろしくなり子供部屋に人形を見に行くと、人形から一筋の涙が出ていました。しかしそれは天井からの雨漏りのようでした。天井裏への扉をキッチリ閉めました。

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グレタは姉へ留守電を残すとすぐ電話が鳴り響きます。姉かと思い応答するものの、無言電話でした。グレタは元夫かと思い電話を切りました。グレタは夫妻の目がないことからのんびり過ごしていました。すると週に一度の配達の日にマルコムがやってきます。マルコムから夫妻から預かったと給料を貰います。その額は破格でした。

 

マルコムはそのままグレタをブラームスのお墓へ連れて行ってくれました。ブラームスは8歳の時に火事で亡くなっていました。生きていたらマルコムやグレタと同い年くらいでした。夫妻は悲しみかあの人形を作ったようで、周囲の人間もそれに乗っているのだと言います

 

マルコムにディナーに誘われたグレタはその夜おしゃれをしようと赤いドレスを出しシャワーを浴びます。しかし赤いドレスは用意していた場所からなくなっていました。しかもヘアセットをしている時不自然に自分の髪が短くなっていることに気がつきました。

 

誰かの気配を感じ振り返ると子供部屋の屋根裏に通じる階段が降りてきていました。マルコムのいたずらだと思い声をかけ、屋根裏に行きますが、その瞬間屋根裏の扉が締まり閉じ込められてしまいました。屋根裏から外を見るとマルコムがグレタを待っていましたが、現れないグレタに痺れを切らし帰ってしまいました。

 

翌日屋根裏から脱出したグレタはマルコムに何者かがこの家に侵入してるといいますが、戸締りもしっかりされているこの家でありえないと信じてくれませんでした

 

 

姉からの電話で、姉の子供がグレタの住所をコールに教えてしまったと謝罪されます。グレタはコールがここに来るかもしれないと怖くなります。戸締りを確認しようと部屋を出ると初日に無くした靴が揃えて部屋の前に置いてあり、その横には夫人からもらった約束事のメモが置いてありました

 

すると電話がなり「グレタ。部屋から出てきて遊ぼうよ。約束を破ったね」と少年の声で言われあわてて電話を切ります。すると扉の向こうから「いい子にするから。これ好きでしょ?」時声急いで扉を開けるとグレタがいつも作って食べていたサンドイッチがありました。それを見てこの家にはブラームスがいるのだと確信してしまいました。

 

翌日からは約束事をきちんと守り、人形ブラームスの世話をきちんと始めました。するとマルコムが手紙を持ってやってきます。それはブラームス宛で夫妻から届いたものでした。夫妻は手紙に「お前一人を残して私達は旅立つ」と書かれており、夫妻はそのまま、川に入水自殺をしてしまいました。しかしそんなことはグレタは知りませんでした

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グレタはその日もマルコムからの誘いを断りました。しかしあとから後悔します。もしブラームスの幽霊がいるなら何かを動かしてと声をかけます。しばらくするとブラームスの人形は移動していました。そしてマルコムにそのことを告げます。マルコムも信じませんでしたがら目を離した隙に人形が動くのを目の当たりにし、信じてしまいます

 

グレタはイギリスに来たわけであるコールについて話します。マルコムはぐれたを励まします。ふたりはそのままベッドに倒れ込みますがレコードが大音量で流れ、中断せざる負えませんでした、

 

ブラームスについてマルコムが話します。マルコムが死んだ日に一人の少女が亡くなっているのが発見され、その遺体は撲殺だったそうです。その少女はブラームスと仲が良かったといいます。もしかしたらブラームスの仕業だったのかもしれないと言います。ブラームスの幽霊なら凶暴性もあるかもしれないからと忠告をしてくれました。しかしグレタは優しい面もあるのだといいます

 

翌日グレタの元へ元夫のコールがやってきて、復縁を迫ります。家へ侵入したコールはビリヤードをしながら、明日までに荷造りをしておけといいます。ベビーシッターの相手が人形なんてと大笑い待てましてきました。その時宅配に来たマルコムにコールの事を聞かれ、コールの事を紹介します。

 

其の夜グレタはブラームスの人形を抱いて「あなたを1人にしない。助けて」と言います。するとコールのカバンにはたくさんのネズミの死体が入っており、コールは激怒します。すると血文字で「でていけ」と窓に書かれます。コールは怒ってブラームスの人形を床に叩きつけ割ってしまいました。

 

すると壁が大きく揺れ証明が点滅します。コールが物音の発生源の鏡に近寄ると鏡が割れ、手が伸びてきてコールを掴みます。するとそこから出てきたのはブラームスのお面を被った青年でした。死んだと思われていたブラームスは生きていました。

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コールの首に人形の欠片を刺し殺してしまいました。恐ろしくなり、マルコムとグレタは逃走しようとしますが家の施錠はしっかりとしており、逃げ場がありません。壁の裏側に入り逃げ道を探します。壁が通路のように捕まっており、進むとひとつの部屋にたどり着きました。生活用品は揃えてあり、その部屋のベッドにはなくしたはずの赤いドレスまでもありました。

 

ブラームスは壁をつたいどの部屋にも行け、そしてグレタをずっとみていたのです。その壁の通路は外に通じていましたが、グレタは戻りました。マルコムのことを殴るブラームスにグレタは「あなたを1人にしないわ」といいブラームスを抱きしめます。そしてベッドに寝かせました。

 

夜中にグレタはブラームスをドライバーで刺します。抵抗するブラームスにもう一度ドライバーをさします。ブラームスは動かなくなりました。グレタは気絶している時マルコムを連れ急いでにげだしました。

 

後日、屋敷では無骨な大人のブラームスの手が陶器の人形を直していました。

 

解説考察

まさかの展開続きでしたよね。子供が死んだから人形を可愛がってるのだと誰しも思いますよね。

 

夫妻が自殺した理由

いままでずっとブラームスの面倒を見続けた夫妻は疲れていたというのもありますが、どんどん歳を重ねるにつれて力もつく息子を制御しきれなくなったのではないでしょうか。

 

元々暴力性があり、8歳の頃女の子を殺しています。それを隠蔽するために息子は死んだと庇ったのです。そりゃお金持ちの一人息子ですしね。

 

そこから人をあまり近づけないためにブラームスとして人形を可愛がり続けたのではないでしょうか。家に人を呼ばないというルールもあるくらいですから。そこからベビーシッターという名の生贄を夫婦は与え続けていたのではないかと思います。グレタはブラームスが選んだと言ってたくらいですから。

 

その生活に耐えられなくなった結果2人は自ら命を絶ったのかなあと思います。

 

壁の中に潜んでいた訳

一応世間的にも死んだことになっている訳ですから表向き家にはいられないわけです。だからこそ、壁の中に道を作り部屋を作ったのです。

 

しかしその通路は全ての部屋に通じています。だからベビーシッターに来た女性のことを品定めのように眺めていたのではないでしょうか。ものを隠すのは怯えてる姿をみたいからとかだったのではないでしょうか。

 

ブラームスの性格が元から歪んでいたのか、夫婦の子供への愛が歪ませたのか。

 

まとめ

YouTubeの予告でよく見かける作品です。その裏側を考えるのも意外と面白い作品です。ブラームスの歪んだ訳とか、あの家の出来たわけ、夫婦の抱えてきたもの。

 

続編ではなく、ああなってしまった経緯を見たいなあって思えてくる作品です。

人形がまさかの人間で強いです。一瞬ブギーマン??とかおもうくらいに。

 

ホラー映画のいい所取りをして作ろうとした映画なのかなあと思えてきます。作品やストーリーとしては面白いのでホラー作品好きにはオススメです