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【映画】呪怨 終わりの始まり あらすじからネタバレ解説。時系列や繋がりを考察

【映画】呪怨 終わりの始まり

呪怨 終わりの始まり

肌が粟立つ 

恐怖の原点

 

あらすじ

小学校3年生の学級担任になった結衣(佐々木希)は、不登校の生徒・佐伯俊雄の自宅に行ってから、理解不能な現象に悩まされていた。その家ではかつて凄惨(せいさん)な出来事が起きており、関わった者全員が亡くなるという呪われた場所だった。結衣は吸い寄せられるように、再び佐伯家に向かい……。

 

予告

 

キャスト

生野結衣(佐々木希)

宮越直人(青柳翔)

七海(トリンドル玲奈)

莉奈(金澤美穂)

葵(高橋春織)

弥生(黒島結菜)

竹田京介(袴田吉彦)

佐伯剛雄(緋田康人)

佐伯伽椰子(最所美咲)

佐伯俊雄(小林颯)

 

感想

呪怨シリーズ大好きな私が見たのですが、続編じゃないんか!って途中で気が付きました。

 

怖くはあったけども、呪怨じゃないなーーと。今作は全ての根源は俊雄です。この世に恨みを持ちながらなくなった俊雄の転生物語です。

 

あと呪い方が前作たちをオマージュしすぎてて、オリジナリティが物足りなかったです。前作たちが怖すぎてのオマージュだとは思うのですが。

 

呪怨特有の小段落が名前がついて始まるのですが内容と一致してないと思うシーンが多々あります。女子高生の話の中に結衣が出てきたり。空間も時間も違うのに…ってなります。それが余計に期待せず時系列の悩みを産むのですが…

 

この映画の素晴らしいところは「」ですね。「んーん♪︎」という鼻歌にしろ、俊雄や伽耶子が出てくる時にながれる不快な音、無音、全てのバランスが良かったです。鼻歌はたった2秒くらいなのに不思議な怖さと繰り返すことによる不気味さがよかったなーと。鼻歌って長くなるものなのに、あの短さにしたからこそ不気味さが目立つなと。

 

この映画は呪怨だけど呪怨と同じ名前の登場人物が出る別映画です。人間心理として子供の霊より女の霊の方が怨念が深く執念深いイメージなので、今作はあまりピンとこず…

 

しかし女優陣が演技はともかく、可愛い人が多いので目は潤います。あぁかわいいなーと思ってしまうシーンもあったり。

 

前作より!とかを期待せずに見ると映画としては面白い設定でした

 

ストーリーネタバレ

児童虐待で児童相談所の男女二人と警察がとある家に入っていきます。中はものすごい悪臭が漂っておりその中を児童相談所の女性職員が「俊雄君!俊雄君!」と1人の少年を探していました。悪臭の根源の部屋に辿り着くと中では1人の少年がパンツ1枚で押し入れの中で亡くなっていました。耐えきれず女性が部屋から出ていくと撮影者である児童相談所の男性は部屋へ入ります。男性の前に亡くなったはずの俊雄が恨みがましい視線を向けながら立っていました。

 

結衣

生野結衣は小学校教諭として中途採用が決まりました。初めての教諭としての仕事に胸を躍らせますが、すぐに任された仕事は学級担任としての仕事でした。経験もない中で不安も覚えますが、やっとのチャンスだと恋人である宮城直人に報告をします。校庭には謎のぐるぐるした渦巻きが書いてありましたが、結衣はあまり気にしませんでした。

 

新しいクラスでの教師としての生活が始まりました。早速、出席をとるものの1人だけずっと欠席の【佐伯 俊雄】がいました。自宅に連絡しても留守電に繋がるだけでした。前任の教師の日誌を見てみると欠席が続き家庭訪問をするという内容で終わっていました。俊雄の席に向かうと机の上にはいつかの校庭でみたうずまきがほってありました。

 

七海

女子高生である4人組は心霊スポットとして有名なある家に向かっていました。不動産屋の姉を持つ葵、茶色のカーディガンを羽織る莉奈、スポーティなサバサバ女子の弥生、気の弱い七海のグループでした。

 

家に入ると玄関は吹き抜けになっており、目の前には階段がありました。七海以外の3人は興奮してどんどん中へ進んでいきます。七海は「んーん♪︎」と鼻歌が2階から聞こえてきて、不思議に思い一人で2階へ向かいます。残った3人はリビングで不思議なイラストをみつけます。子供が書いたようなイラストはベットのもの、顔が真っ赤のもの、口が裂けているものでした。

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【映画】呪怨始まりの終わりより

 

七海は2階で鼻歌の元である和室へ入ります。しかしその部屋の扉が勝手にしまり、下から赤黒い液体が染み出してきて、俊雄が七海をじっと見つめていました。

 

部屋から飛び出ると3人が笑いながら七海をみつめていました。

 

伽椰子

結衣が家庭訪問で佐伯家を訪れます。2階の窓から子供の手が出ており俊雄が居ると確信しました。インターホンを押すものの応答がなく無断で家へ入ります。すると生気のない顔で家の奥へ俊雄の母である伽椰子が立っていました。俊雄の安否を聞くものの「主人が連れて行きました」と伽椰子は答え中へ通されます。

 

しかし俊雄の安否が気になる結衣は2階へ無断上がります。とある部屋がガムテープで締め切られており急いで中へはいります。その中の押し入れすらもガムテープで塞がれており、開けようとすると後ろに伽椰子がたっており、リビングへ案内されます。

 

リビングへいくと湯呑みの中のお茶は乾涸びており伽椰子は背を向けて熱心になにかを書いているようでした。回り込み何をしているのか見ようとすると、顔をこちらに向けうつろな表情でノートにうずまきを書き続けていました。結は恐ろしくなり逃げ出します。

 

弥生

バスケ部の練習中の弥生はいつもの調子が出ず顧問に休憩させられます。体育館の舞台で休んでいると後ろの幕に人の気配を感じ幕の後ろへ回り込みますが誰もいません。

 

しかし誰かに足を掴まれた感覚がした途端寒気に襲われ保健室に逃げ込みます。しかし保健室には誰もおらずベッドに入り横になると、布団の中から呪われた家で見つけた子供のイラストが出てきます。恐ろしくなり布団に潜り込むと布団の中から俊雄がこちらを見つめており、ベッドから闇へ引き摺りこまれるのでした

 

結衣は教頭に前任の先生のことを尋ねるが亡くなったと答えられるだけでした。教室で日誌を見ていると後半のページには渦巻きが書いてあり結は恐ろしくなります。

 

家に帰り悩んでいると恋人である直人が励ましてくれます。翌日教室へ行くといつも空席のはずの俊雄が登校しており結衣は安心します。しかし授業を聞かずに爪で渦巻きをつくっており注意をしますがいつのまにか姿がなくなっており、児童からは不振な目で見つめられます

 

莉奈

七海と葵は莉奈が登校しなくなり見舞いにいきます。しかし莉奈は部屋中の隙間を埋め部屋で【白い子供】に脅えていました。精神的ダメージを負ってる莉奈を心配しながら2人は帰ります。1人になった莉奈は落ち着き、キッチンに飲み物を取りに行きます。

 

牛乳は中身が真っ赤になり驚くと火にかかっていたヤカンが吹き出し熱い湯気が顔に直撃し、火傷で顔が真っ赤になります。暑さに苦しんでいると冷蔵庫が開き何者かに引きずり込まれていきます。それは呪われた家で見たイラストのようでした

 

結衣の恋人の直人は作業中突然電子レンジが動き出し、まるで中で猫が温められているような断末魔を聞きます。

 

一方で結衣は学校で生徒の採点をしていましたが、うたた寝をしてしまいます。目覚めると誰も残っていませんでした。人の気配を感じ廊下に出ると伽椰子らしき後ろ姿が廊下を進んでいきます。

 

結衣は急いで追いかけます。伽椰子の入って行った教室をみますが誰もおらず、机の上に日記置いてあるだけでした。

 

直人は仕事から帰宅すると1人窓の外を見つめる結衣に驚きます。声をかけますが一人で渦巻きを窓に指で書き続けていたと思ったら倒れ込みました。結衣の持ち物からは日記が出てきてなおとはそれを読むと誰かの妊娠したいという願望が恐ろしい程に書いてありました。

 

最後には俊雄という少年を妊娠したと嬉嬉として書いてありました。あまりのおぞましさに直人は日記を投げますが開いたページから目がこちらを見ているのでした

 

葵は姉と一緒に住んでいました。不動産業界に勤める姉夫婦と過ごし、呪いの家のことを知ります。友達が二人もいなくなり、姉にそのことを聞くと「近寄っては行けない」と釘を刺されます。

 

既に入ったとも言えず友人たちのことを心配しお風呂に行きます。しかし脱衣所の鏡の中の自分の口を真っ白な手が掴み、顎を裂きます。あおいの叫び声を聞き姉がお風呂場に向かうと血塗れの顎が落ちていました。

 

七海は友人3人が行方不明になり落ち込んでいました。電車に乗っていると3人にそっくりな後ろ姿を見つけます。思わず声をかけると顔が真っ赤に火傷をした莉奈と顎のない葵がいました。叫びながらその場から逃げようとすると気がつけば呪われた家の中にいました。

 

何者かに引きずり回され七海は消えてしまいました。

 

呪われた家にとある夫婦が葵の姉と内覧に来ます。過去になにか事件があったといわれている家を特に妻の方が気に入り、住むことになりました。夫は佐伯剛雄、妻は佐伯伽椰子という名前でした。

 

直人

直人は結衣の荷物から佐伯俊雄のことを調べました。しかし誰もおらず、その家を売り出した不動産屋へ訪ねます。どんな家族か聞きますが言葉を濁されます。あの家の過去について聞くと、19年前に子供が虐待死した事件を教えてくれ、あの家が呪われていると不動産屋の葵の姉の夫は言いました。そして10年前に妻とその妹が死んだと言いました。

 

直人は事件について調べます。するとあの家で「山賀俊雄」という少年が亡くなっていました。その顔は「佐伯俊雄」そっくりだったのです。

 

直人はあの呪われた家に入っていました。だからこそ結衣の身も自分の身にも何かが起こると気が付きます。自宅に戻り結衣の様子を見ると眠ってるようで安心します。

 

直人は調べ物の続きをしようとすると女性の白い手で首をへし折られてしまうのでした。結衣が目覚めると息の絶えた直人がおり、それを見て泣き叫ぶのでした。

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【映画】呪怨始まりの終わりより

 

俊雄

結衣は呆然としたまま佐伯家に足を踏み入れます。誰の気配もない佐伯家の奥へ進みます。2階へ行きガムテープのあった押し入れを開けますがそこには遺体などなく、あったのはビデオテープでした。

 

リビングへ行きビデオテープを再生する結衣。それは佐伯家のものでした。俊雄が生まれてから成長する軌跡を写しているものでしたが、物心がつく頃から剛雄のことを露骨に避ける俊雄がいました。

 

ラベルの無いテープを再生すると2階の和室で眠る伽椰子に押し入れから真っ白な少年が出てきて中へ入っていきました。すると背後から話し声がし幻覚を見ます。剛雄が俊雄は誰の子だと伽椰子を問い詰めています

 

伽椰子は高笑いをしながら「俊雄は私だけの子。この世にあなたの子なんて居ないのよ」と言うと剛雄は怒り狂い伽椰子を殺害後、猫を電子レンジへいれ、俊雄に手をかけようとした所で結衣は正気に戻ります。

 

結衣は2階から何かの気配を感じ、屋根裏を除くと伽椰子の遺体があり、それが結衣目掛けて襲いかかってきます。1階に逃げると俊雄が居ますが伽椰子が現れます。結衣は逃げ場を失います。真っ白な姿をした俊雄が「お母さん」と言います。そこで結衣は気を失います。

 

目が覚めると自宅で眠っていました。全てのことが悪夢だったとリビングへ行くと首の折れた直人とキッチンに座り込む真っ白い少年がいるのでした。

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【映画】呪怨 始まりの終わりより

 

 

考察解説

自分なりの考えなどを伝えていきます

前作と違うのか

えぇ全く違います。

前作のストーリーネタバレはこちら

 

前は浮気を疑われた伽椰子が夫に子供と共に殺され呪いをつくった。

今作は虐待死した俊雄の呪いです。

 

そもそもの諸悪の根源が違うんですよね。

作品の繋がりや時系列はこちら

 

なのでこの映画は全くの別作品、オマージュ作品とでも言えます

 

時系列はどうなのか

この作品も作品の主人公の名前と共に始まりますが、その人だけではなく混乱しますよね

時系列としては

 

山賀俊雄が虐待死、呪われた家になる

女子高生たちが肝試しに来る

佐伯家の夫婦が内覧

佐伯伽椰子が佐伯俊雄を妊娠、剛雄の怒りの家族殺害

結衣が担任になるが彼氏と共に呪われる

 

という感じです。最初の虐待死は佐伯ではなく山賀なんですよね。

 

俊雄の呪いと目的

今作の諸悪の根源である山賀俊雄は虐待死しています。ちらっと映る新聞を読むと母親からの虐待のようで、祖父は生きている模様。そして自分の孫が死んだことを嘆いているようです。

 

多分母親は逮捕されているので生きている模様。しかしシングルマザーだったのか父親がいたのかまでは読み取れませんでした。

 

俊雄は母親からの凶行により亡くなったものの、母親を求めている部分があります。そのため次の母親として求めたのも伽椰子でした。

 

そのため剛雄には興味なし。母親がいればいいのだから状態なのだとおもいます。それが面白くなく、剛雄は妻の浮気を疑い伽椰子の発言により逆上し殺害してしまいます。

 

俊雄としては子供らしく母親が必要なのです。

 

ぐるぐるしたうずまき

多分輪廻転生を描いているのだと思います。何度でもよみがえってやるぞという。

 

結果として何度も殺されてるんですけどね。

校庭でのうずまきももうひとつの渦巻きとつながっていましたし。

 

俊雄は家族というより母親を求めているのでその目的のためなら何度でも蘇るという強い意志があるのではないでしょうか。

 

伽椰子と俊雄

俊雄は母親像を求めすぎて、伽椰子は我が子を求めすぎて。相思相愛に思えますが多分伽椰子の片想いかと思います。

 

だってまた死んでしまったのだから、俊雄にとっては必要無い存在なんですよね。でも俊雄に執着している伽椰子な訳ですから、俊雄が嫌がる人は全員滅する勢いです。

 

伽椰子は子供欲しさになんでもいする勢いでした。だから不思議な御札にも頼っていたようですし。

 

多分不妊の原因は剛雄の精子欠乏症とかなのではないでしょうか。前作の剛雄も精子欠乏症で伽椰子を疑い強行に及んだ訳ですから。多分俊雄はちゃんと剛雄の子供でそこへ山賀俊雄が入り込んだだけだとは思います。

 

押し入れから出てきて入り込んだのはすでに妊娠の予兆があったから、相乗りした感じなのではないでしょうか

 

女子高生4人組

多分あの家は心霊スポットとして有名ではなく、あの家に関わって死んだのは極わずかだと思います。廃墟と言うより売り出し中の綺麗な家庭でしたし。

 

姉夫婦から噂を聞いた葵たちが入り込み、呪い呪怨に触れてしまったのだと思います。

 

彼女たちの死因でふと思ったのが、虐待に似ているなと。

最初の弥生はすこし関連が思いつきませんでしたが

莉奈は白い少年に怯え顔に熱い湯気をかけられる。→母親に脅え、熱湯をかけられた?

葵は顎を引き裂かれる→顔を殴られたりしたら取れるくらいの痛みを感じる?

七海は引きずり回される→子供の虐待で多い引きずり回す

 

なんか関連があるようにしか思えないのですよね。俊雄にとっての惨いことってそういう事だったから、同じ目に遭わせてやろうというのが出てきたのではと思っています

 

ラスト結衣はどうなったのか

伽椰子に追われ俊雄には「お母さん」と言われた結衣

 

俊雄は母体として結衣を狙ったのではないでしょうか。しかし自分の子供を取られると怒った伽椰子が追い回したというのが意外と腑に落ちるなと

 

ラストには俊雄がいる中、死んだ直人が迫ってきます。なんなら子供を作らせようという魂胆だったのではないでしょうか。子供だから男女でいれば出来るでしょみたいな考えで。

 

しかし続編にも続きますが、俊雄生きているんでその必要はないのですが…

 

まとめ

最後の考察は完全に私の考えなので全然違う受け取り方をした人も多いのではないでしょうか。

 

今作は呪怨のようで呪怨では無い作品です。前作をオマージュしたシーンが沢山あるため、呪怨ファンとしては楽しめると思います。

 

謎を全て考えていくのも楽しい作品になってます