ぺぺの映画備忘録

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日本のJホラーは衰退したのか。邦画のホラー映画歴史について思うこと

日本のホラー映画ってあんまり話題になりませんよね。昔は貞子や呪怨、着信アリが大流行していたのに…

日本のホラーについて解説考察していこうと思います。

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どうして最近は話題にもならないのか私なりの考えを話していこうと思います

 

ホラー映画歴史

映画が始まった頃からホラー映画というものは作られていたようです。それこそ初めて映画というものができた19世紀末頃から。

 

一番最初のホラー映画は

アメリカの「スコットランド女王 メアリーの処刑」と言われています。しかし、内容は14秒で今と違って映写機で大きな画面に映し出して見るのではなく、暗くした隙間を覗きこんでみるものだったそうです。

 

世界的には1930年代にドラキュラやオペラ座の怪人、フランケンシュタインなどが生まれ、初めてのホラー映画ブームがおこったようです。しかし徐々にエンターテインメントを入れ始め一気に衰退したようです。

 

しかし70年代に「エクソシスト」「オーメン

などの登場により再びホラーというジャンルに注目があつまったようです。

 

80年代には「13日の金曜日」「エルム街の悪夢」などスプラッター映画の登場です。グロテスクや暴力的なホラーが始まった時代とも言えます。

 

日本のホラーの歴史

日本では明治時代にはホラー映画と言うよりは怪談映画が作られ始めたようです。しかし第二次世界大戦が始まり暫くは娯楽は無かったのですが戦後から再び映画が始まります。

 

49年に「四谷怪談」が作られ、日本でホラーに注目が集まり始めます。53年に作られた「怪談佐賀屋敷」で大ヒットします。68年には妖怪ブームが来て大量に妖怪映画が作られますが、それ以降は衰退していきました

 

70年代からは西洋の吸血鬼などを取り入れたり、80年代には外国を真似し、スプラッター映画も沢山作られました。

 

90年代にJホラーの始まりと言える「リング」が公開され、日本がホラー映画として知れ渡るきっかけですね。そこから日本独自のホラーが始まったといえます

 

邦画と洋画の違い

ここからは完全私の考察なので色んな意見があると思いますが、一個人が何か言ってるなぁって思っていただけたらと思います。

 

洋画は幽霊をみせる作品

邦画は雰囲気で見せる作品

 

だと思っています。洋画の場合は幽霊と出会うのもどこか因果応報みたいな雰囲気がありますが、日本は穢れに触れてしまったから呪われるって感じです。

 

日本の場合は完全に雰囲気なのです。

どこかに違和感があるのに主人公達は普通にしている。見ているこちらに印象を残すほどの猛烈な違和感や姿を見せないのにそこにいたことを残す幽霊など。

 

排水溝の髪の毛やすりガラス越しに映る姿や鏡にしか移らないものなど。実物を見せないからこそ感じられる恐怖。

 

あと邦画の場合、静かですよね。街の雑踏なども聞こえず、全ての神経を尖らせなければならない状況。そこへ大きめのBGMや突然現れる幽霊に心臓が止まりそうになるほど驚くんですよね。

 

実体を恐れるか

雰囲気を恐れるか

 

その違いなのかなあって思います。

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Jホラーの洋画化

最近の邦画ホラーでは雰囲気でこわがらせるより、実物を先に提示しておき、それらが襲ってくるというのが増えてきた気がします。

 

呪怨やリング、着信アリ、仄暗い水の底からなどは違和感と雰囲気でビクビクさせた後の本体という感じです。

 

あくまで人間は弱者で一方的にやられるだけという構図でしたが、せめてしてもその場限りの封印、謎解きでした。

 

最近では幽霊と闘うものが増えてきましたね。「来る。」「貞子」など。幽霊と物理的に闘うかんじです。

 

徐々に強さの構図が

人間<<<<<幽霊

人間=幽霊

に変わってきてるんですよね。それは洋画によく見られる傾向です。人間もやれば勝てるということです。

 

 

ホラー映画が登竜門になっている

現在はホラー映画はたいして見に来る人もいないので低予算で新人監督や新人俳優達の登竜門となっている気がします。

 

これから俳優業に力を入れようとしているアイドルやモデルたちが出演し、それを取り纏める新人監督という感じになっている気がします。そうなればどこか演技もわざとらしく見え、カメラワークも今ここを映す?みたいな部分も出てくるのです。

 

そう言った作品は1部の劇場で公開された後、DVD化し、レンタルとして借りてみるため話題にもあまり上らないのです。そういうものは新しいものを作ると言うより過去の作品とどこか似ていて、見たことあるぞ?と思うため視聴する側も途中で飽きたりもあるのです。

 

逆に新しいことに挑戦したとしても多くの目に止まることは少なく、その素晴らしさが伝わらないという場合もあったりします。

 

これからのJホラー

外国のホラーが流行ればやはり、日本にもそういうホラーを求める傾向にあるため、余計に洋画のようなホラー化が進んでいくのではないでしょうか。バンっと出て人間を殺していく。そんな感じのものたちが。

 

日本独自のJホラーを大切にしている人達や監督さんも沢山いますが、それだと日本で流行らないという葛藤もあるのではないでしょうか。

 

今までのJホラーを活かして作ったとしても確実に二番煎じなどと言われるくらい過去の作品が秀才だったというのもあると思います。あれらを超える作品を作るというのは予算も宣伝力も、脚本も全てがそろってなければ現在の二本での映画市場では頭角がでてこないのではないでしょうか。

 

逆に言うと「来る。」が洋画的な雰囲気を持ちながらも、日本古来の除霊やエンターテインメントとしても迫力もすごく、現代の日本の闇に切り込んだという部分でも評価は高かったと思います。あと、やはり集客もすごく、YouTubeでの広告やTwitterでの情報配信、広告として表示させる、新聞や雑誌、流行りの俳優陣など、老若男女誰しもが興味を持って行ける入口が沢山あったのはすごかったと思います

 

NetflixやAmazonプライムなどでそういったJホラーオリジナル作品が増えていって欲しいとは思っています。呪怨もNetflixが作ると発表がありましたし。

 

ホラー映画はやはり予算と言うより、宣伝力や公開劇場が多くなければ見に行く人も少ないので、そういった部分に力を入れれば再びJホラーが日本国内でも流行ったりしないかなあと。

 

まとめ

最近ホラー映画が話題にならないな。洋画のホラーばかりが映画館でもしてると思い、色々考察してみました。

 

ホラー好きとしてはホラーの衰退はとても寂しいのです。見る人を選ぶからこそ、Netflixなどで作って欲しいと思いますが、それが流行るかはまた別問題なんで、制作陣もなかなか手を出せないというのもあるのかなぁと。

 

これからのJホラーの変容がたのしみです