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【映画】キャリー(2013) あらすじからネタバレ考察ラスト解説。女優は?名作をリメイク

【映画】キャリー

キャリー (字幕版)

最も恐ろしく、切ない青春

あらすじ

狂信的クリスチャンの母親から厳しい教育を受け、学校では周囲から疎外されている女子高生キャリー(クロエ・グレース・モレッツ)。彼女は、激しい興奮状態に陥るとある能力を使うことができるテレキネシスだった。それを誰にも打ち明けることなく、キャリーはつらく寂しい日々を送っていた。そんな中、ひょんなことから彼女は女生徒たちの憧れの的であるトミーとプロムパーティーに参加することに。喜びに浸るキャリーだが、その裏では彼女への残酷ないたずらが計画されていた。

 

 

予告

 

キャスト

クロエ・グレース・モレッツ(キャリー・ホワイト)

ジュリアン・ムーア(マーガレット・ホワイト)

ジュディ・グリア(デジャルダン)

ポーシャ・ダブルデイ(クリス)

アレックス・ラッセル(ビリー)

アンセル・エルゴート(トミー・ロス)

 

感想

公開当初、地味な女の子が不思議な超能力を身につける話なのにホラーサスペンス??って思っていました。

 

実際見てみると、切なくて哀しい物語でした。いじめられっ子が進んでいくシンデレラ・ストーリーなのかと思いきや、夢を見た結果落とされてしまいどんどん落ちていく切ない物語でした。

 

クロエ・モレッツはキック・アスのイメージで固まっててどこか幼くて可愛い子だったのがこの映画でイメージが一新しました。切ない役すらもじぶんのものにできるなんて……と尊敬すらしてしまいました、

 

このキャリーリメイク作品なので過去作品を知ってる方は不満が多かったりするようですが、私はこちらのキャリーが初見でとても良い!って感じて昔の方も見て見ましたが、これはこれで良い!ってなるんですよね。

 

ストーリーの大筋は一緒ですがそれぞれ演じる方で同じキャリーでも違うキャリーに見えてくるんです。超能力の使い方もどこか違ってすごいなあと。人間味があるのは今作でした、前作は淡々と人を殺していきましたが今作では怒り狂ってという感じでした。

 

きゃりーは最後に母親を蘇らせたいといいました。あんなに狂信的できゃりー自身も傷ついてきたと言うのに。それでも母親を愛した彼女はその後本当に地獄に落ちたんでしょうか

 

 

ストーリーネタバレ

自宅で赤ん坊を出産した一人の女性。そのままその子を殺そうとするがどうしてもできなかった。

 

その子供はキャリーと名づけられ、学生になっていた。母親は熱心なキリスト教徒で狂信的に信じていた。いつも何かに怯えるようにおどおどしていたキャリーはいじめの的になりやすかった

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Sony Pictures Releasing / Photofest / ゲッティ イメージズ

 

ある日の水泳の授業の後、キャリーに初経が訪れたがキャリーは月経がなにかすらも知らず、流れ出てくる血液に取り乱すと、同級生たちは生理すら知らないなんてと馬鹿にして生理用品を投げつけ笑った。なくキャリーをいじめっ子のクリスはスマートフォンで動画撮影をしながらさらに笑っていた。

 

そこへ体育教師が現れキャリーを保護し生理について説明をし、母親を呼ぶと言いますが、キャリーは「だめ!」と拒否します。すると後ろのウォーターサーバーが破裂し壊れました。

 

キャリーは帰宅後に生理になったことを母親に告げ、どうしてそのようなことが起こるのか教えなかったのか聞きますが母親は「生理は神がイヴにかけた呪い」だといい、キャリーを階段したの祈りの部屋に閉じこめます。キャリーの母親は無理矢理犯されできた子供であるキャリーを愛したい反面、虐待じみた表現しかできず余計にキリスト教にのめり込んでいました。キャリー自身もそのことはわかっていました

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映画 キャリーより

 

祈りの部屋で出してと言うキャリーですがドアは開けてもらえませんでした。するとドアに亀裂が入り、キリストの像からは赤い涙が流れるのでした

 

そのころクリスは昼間に撮った動画を友人のスーとアップしみんなで笑いものにしていました。

 

翌日体育は自習になりキャリーは自分で身体の変化について調べていました。クリスは体育教師に呼び出され、イジメについて叱られ罰としてプロムへの参加を取りやめにされました。父親と共に抗議しますが、動画をアップしたことがバレ本格的にプロムへの参加は見送りにされました。クリスは元凶であるキャリーが憎くてたまりませんでした

 

一方でスーは自分に火の粉を被らないようにし、彼氏であるトミーとプロムへの参加を楽しみにしていました。

 

詩の授業で教師に詩を読むように言われたキャリーですが、その出来にクラスメイトみんなが笑うのでしたが、スーのカレシのトミーだけは褒めてくれるのでした。スーは今までキャリーにした事への罪悪感を感じており、トミーにキャリーをプロムへ誘うことを提案し、トミーもそれに乗ってくれました。最初は誘いを断るのですが、体育教師にも肩を押され、熱心に誘うトミーに根負けし行くことを決したキャリーでした。

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映画 キャリーより

 

一方で体育教師は不安でした。キャリーを虐めるための策略なのではないかと。しかし、2人に悪意はなく善意だけでした。しかし不安な体育教師は2人に誘いを中止したらといいますが、2人はきゃりーが喜んでくれるならと聞く耳を持ちませんでした

 

しかし母親は反対してきました。キャリーが恥をかくだけだと。しかしキャリーは行きたくてたまりませんでした。言い争いのうち念力でものを動かしてしまったキャリーは母親から魔女だと恐れられてしまいます

 

クリスはキャリーに恥をかかそうとプロムの最中、あたまから豚の血をかけるつもりでした。天井にバケツを用意し不良立ちと共に準備をしていました。当日家から出さないようにする母親を祈りの部屋に念力で閉じこめトミーと共に出かけていきました。スーはプロムへ参加したかったものの気分が優れず欠席予定でしたが、クリスから「キャリーが綺麗なのも今のうち」と連絡が入り嫌な予感がし会場へ向います

 

スーが会場についたころこのプロムのキングとクイーンが発表されていました。キャリーとトミーが選ばれたのです。嬉しそうに舞台に上がる2人ですがその瞬間きゃりーの上に真っ赤な血が落ちてきました。状況が掴めないキャリーの後ろのスクリーンにはプールでのシーンが流れていました。そしてそのまま落ちてきたバケツに頭を強打してトミーは亡くなりました。

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映画 キャリーより

 

キャリーは自分の力を止めることが出来ませんでした。会場にいたみんなをなぶり殺しにしようとします。スーは会場の外から見守ることしか出来ませんでした。

 

しかしクリスはそのままボーイフレンドの車で逃げますがその後をキャリーはゆっくりと追います。2人の車に追いついたとき、クリスはキャリーを引き殺せと恋人に言いますが、超能力には勝てませんでした。ふたりは車でそのまま電柱にぶつかってしまいます。そして、キャリーはその車を炎上させその場を去るのでした。

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映画 キャリーより

 

キャリーはそのまま自宅に戻ります。閉じ込めたはずの母親はいつの間にか部屋から出ていました。シャワーで血を洗い流し、母親に笑いものにされたといいます。母親はゆっくりとキャリーを抱きしめましたが、手にはナイフがありキャリーを誘うとします。咄嗟にでた超能力は家中のナイフが母親にむかっていき、突き刺してしました。キャリーは泣きながら母親を蘇らせてくれと願います。どんどん力は暴走していきました。

 

スーがきゃりーの様子を見にやって来ていました。スーが今すぐ家を出て一緒に行こうと言いますがキャリーはそれを「全てあなた達のせいよ」拒否します。そしてお腹に子供がいるのねといい、お腹の子供は女の子よ。というとスーは家からはじき出されるとキャリーの家は崩れ去りました

 

その後スーはあの出来事は事故ではなくきゃりーの能力だと裁判で証言します。裁判後キャリーの墓石を訪れたスーはたくさんの落書きや罵倒の文字を書かれた墓石を見つめます。スーが立ち去ったあと墓の中から叫び声が響いたあと墓石に亀裂が入りました

キャリー (字幕版)

キャリー (字幕版)

 

 

 



 

考察

ラストの墓石のシーンやキャリーの能力などを考察していきたいと思います

 

キャリーの能力は後天的?先天的?

予想では先天的で目覚めのきっかけが月経だったのではないでしょうか。しかしウォーターサーバーが壊れた際などもキャリーは特段驚いた様子はなく、前兆みたいなものは何度も体験していたのではないのかなと。しかしそれは自分の起こしたことだとは思っておらず、その後に超能力者だときがついたのではないでしょうか

 

あとその能力は悪魔的なものなのではないでしょうか。キャリーが祈りの部屋に押し込められた時キリストの像は血を流しました。そういったものは悪魔的な要素があります。心のすきに悪魔が居着いたと私は思ってます

 

キャリーの母親

キリスト教徒で狂信的に信じています。そしてキャリーが生まれた時に、どうして子供が出来たのか理解してすらいなかったように思えます。

 

キャリーの母親の親も熱心なキリスト教徒だったのではないでしょうか。だからこそ自分の子供に性教育を施していなかったから、妊娠というものを知らなかったのではないでしょうか。そしてキャリーに相手の男性との行為は気持ちよかったといい、肉欲に溺れた結果キャリーが出来たのだと思っているふしがあります。

 

そのため月経=妊娠するための準備=ふしだらな行為をするためになると考えが言っているのでしょう。ふしだらな行為をしたいと思わないキャリーは生理すら来ないと親なりに思っていたわけです。

 

キャリーと母親の関係

親子2人でやってきたキャリー親子。だからこそお互いに依存し、お互いをはなさないためにお祈りという共通点があったのでしょう。

 

キャリー自身は母親のことを疎ましく思っていた訳ではなく、母親を愛していました。母親との依存ではなく、普通の女の子として過ごしてみたかっただけだったのだと思います。普通の女の子として生きてみたら、プロムのようなことになり、やっぱり母親が正しかったのだと知るのです。

 

帰宅後にふたりの支えであるお祈りを捧げているのはそういうわけでしょう。母親は母親で不思議な能力を持った娘を悪魔だと思っています。だからこそ自分が娘を悪魔から守るために刺したのではないでしょうか。娘は死ぬけれど、悪魔は出ていくと。

 

お互いに想いあっていたからこそ、起きたことともいえます

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スーの子供

スーは子供を妊娠していました。それは紛れもなくトミーとの子供です。キャリーは自分が妊娠していることにすら気がついてないスーにお腹の子供は女の子よと予言します。

 

ある意味それは呪縛だとおもいます。キャリーは女の子を妊娠しているということに気がついた時顔をしかめます。幸せいっぱいの姿を見せつけてという意味ではなく、妊娠中期なのにきなんでここに居るの?という意味にも取れます

 

しかしお腹の子供は女の子。トミーが死んだ今シングルマザーになることは確定しています。まるで自分が生まれてきた環境と似ているのに、きっとこの子は幸せに育つんだと。母親すら自分で殺したキャリーとちがって。だからこそ、私みたいになるのかもしれないわねと皮肉を込めて女の子だと言ったのかもしれません。だからこそ、生かして戻したのだと。

 

あくまで私の考えです。全てをめちゃくちゃにされたキャリーは普通におめでとうと思えるわけないですから。

 

ラストの意味

キャリーはあの後死にました。そして裁判でスーは超能力があったと証言し、極限まで追い詰めると人の心は壊れてしまうのだと言います。

 

スーが花を持ってお墓に訪れた時、落書きで「キャリーホワイトは地獄で焼かれろ↓」と書かれています。そして「Hell↓」という文字がアップで示されます。それは墓の下は地獄でその業火で焼かれる誰かの叫び声とともに墓石に大きなヒビがはいります。

 

それはキャリー自身なのかキャリーをいじめてきた人達の叫び声なのか。前者だとおもいます。悪魔との契約は死後に地獄へ連れていくというものが多いと思います。能力の代わりに地獄への切符を手にしていたのではないでしょうか

 

ちなみに最後に供えた白いバラ

花言葉は純潔と純粋、深い尊敬、私はあなたにふさわしいなどがあります。

 

キャリーに当てはまるのは純潔と純粋。純粋だったが故に馬鹿にされ動画を取られ、純潔のままなくなっていきました。スー自身は尊敬の意味で持っていったのでしょうが

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まとめ

クロエ・モレッツが主演でリメイク作品とのことで話題を集めた作品です

 

ホラーサスペンスですけど、どこか切なくて、いじめ問題についても考えさせられます。びっくりするようなシーンはなくて、ホラー苦手な人にもおすすめ作品です。クロエ・モレッツが好きな人はぜひ見てほしい映画です