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【映画】タイヨウのうた あらすじからネタバレ結末。YUI主演の感動ストーリー

【映画】タイヨウのうた

タイヨウのうた

彼女は、タイヨウに帰っていった。

僕の心に、歌をのこして。

あらすじ

海辺の町に暮らす雨音薫は太陽の光にあたれないXP(色素性乾皮症)という病気を抱えている。そのため昼夜逆転のような生活を送っていた。

彼女は自分を支えてくれる家族、親友の暖かい絆に支えられ、毎日を楽しく生きていた。そして、何よりも「音楽」という大切な宝物を持ち、歌う事に生きがいを感じていた。

そんなある日、彼女がいつもの公園でストリートライブをしていると、いつも彼女が家の窓から見ていた一人の少年が偶然にも通りかかる。少年の名は藤代孝治。孝治との出会いで彼女の運命は大きく変わっていく。

 

予告

 

キャスト

雨音薫 - YUI
藤代孝治 - 塚本高史
雨音謙 - 岸谷五朗
雨音由紀 - 麻木久仁子
松前美咲- 通山愛里
大西雄太- 小柳友
加藤晴男 - 田中聡元
孝治の母親 - ふせえり
巡回中の警官 - 小林隆
医師 - 山崎一

 

感想

この映画は青春の1ページを飾る作品とも言ってもいいと思います。まだ幼かった私はこれをDVDで借りてみた時は涙が止まりませんでした。その日のうちにYUIのアルバムを買ってそこからYUIファンになりましたから。

 

世界の中心で愛を叫ぶとかタイヨウのうたとか恋空とか誰かが亡くなってしまうのって当時は人気だったんですよね。泣けますもん。泣きましたもん。

 

この映画のいい所は主演2人の初々しさや音楽などたくさんの見どころがあります。YUIの演技が…みたいな人は結構いるんですけど、あの純粋そうな儚げな感じが逆に私は好きでした。

 

太陽が沈んだら逢いに行くよ。ってセリフが好きです。全てのいいところをもっていきました。あと、家族愛も素晴らしく、口が悪いけどなによりも娘が好きな父親と、娘に寄り添い続ける優しいお母さん。あのふたりだから出来たことだよなぁと。

 

最後に孝治のサーフィンを防護服を着て見に行くシーンも切なすぎて。父親として太陽の元を走らせてやればよかったという葛藤も、前もむくことを決意した薫も、来る未来に悲しむ孝治も。泣きそうな孝治に、ほっぺを持って変な顔って笑うのはいつかそれで自分が救われたからと思うとほんとに切ないんですよね。

 

薫に似合うひまわりに囲まれて最後に逝ってしまった。それだけで涙が止まりませんでした。今見ても泣きました。

 

演技はYUIがどことなく棒読みな気がしますが逆にそこが世間を知らずに歌の世界で生きてきた薫らしさがでてた気もします。

 

歌の歌詞も2人の恋にあってる気がするんですよね。かっこよくない優しさに出会えてよかったよって切ないなぁと。

 

出てくるもの全てが懐かしいと昔に戻ってみたい方、純粋な恋愛を見たい方におすすめ作品です

 

ストーリーネタバレ

海のそばに住む雨音薫は夜明けに自分の部屋から外を眺めていました。部屋から見えるバス停にはいつも同じ少年が現れ、友達と仲良さそうにサーフィンに出かけていくのでした。毎日見る少年のことが気になって仕方ありませんでした。

 

薫は生まれつき色素性乾皮症(XP)という病気を持っており、太陽の光紫外線に当たれませんでした。学校にももちろん通えず、太陽の光が強い昼間は寝て過ごし、夜になると活動を始めていました。まるで昼夜逆転の生活でした。

 

薫の両親はひとり娘である薫のことを大切に思っており、家の窓に紫外線防止のフィルムを貼ったりしてくれていました。街の小さな洋食屋を営む両親のことを薫も好きでした。友人の美咲もよく薫のことを尋ねてきてくれており、薫は幸せな日々を送っていました

 

そんな薫は日が暮れて夜になると路上ライブをしにギターを持って出かけていくのが日課でした。薫は美咲の前で弾き語りをしていました。そんな時偶然毎朝部屋から見つめていた少年が通りがかります。薫は堪らず彼を追いかけます。そして線路でとまってる少年にタックルするかのようにぶつかってしまいます。

 

それすらお構い無しに、同じ年頃の男の子と話したことの無い薫は一方的に声をかけます。それに面を食らった少年にさらに言葉を重ねようとしたところで美咲が仲裁に入り、薫を引きずって帰っていきました

 

薫は彼のことが気になって仕方がないというと、美咲が同じ学校だから調べてきてあげると言ってくれたのです。

 

薫の両親が病院に来ていますが肝心の薫は世界で1番嫌いだといい病院には来ていませんでした。治療法はまだ見つかっていないと言われ落胆してしまいます。薫の病気は紫外線よりも年齢とともに進行する神経障害の方が怖いと言われます。

 

その夜美咲が調べてきてくれたことを教えてくれます。彼の名前は藤代孝治と初めて薫はそこで名前を知ることが出来ました。

 

孝治がいつも座ってるバス停でオリジナル曲の弾き語りをしていたらたまたま原付で孝治が通りすがります。孝治は薫の歌が上手いとほめ、自分で歌をかけるなんてすごいと言います。次第に会話が弾む2人でしたが、薫の腕時計のアラームが日の出の時間を知らせます。名残惜しそうに去る薫に路上ライブ行くよと孝治は言いました

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タイヨウのうたより

 

路上ライブの日いつも薫が使ってる場所は先約がいました。孝治はいいところに連れて行ってあげると夜の街へ薫を連れ出します。夜なのに明るくてキラキラしていて、薫には今まで体験したことがない経験で楽しくて仕方ありませんでした。そしてとある場所で弾き語りをしたら?と勧めると嬉しそうに歌い始めます。すると周りにはたくさんの人が薫の歌を聞く為にあしをひきとめてくれました。

 

歌い終わったあと2人は海へやってきます。海風に当たりながら将来はCDデビューするの?と薫に孝治はききます。薫は「そうなれたら夢みたいだね」と頷きました。孝治は自分には何も無いと言いますが薫は「なんだって出来るよまだまだこれからだよ」と微笑みます。そんな薫に孝治は付き合って欲しいといい、薫も頷きました。

 

孝治はここから昇る朝日が綺麗だから見ていこうといいますが、そこで薫は時間に気が付き逃げ帰ろうとします。自分の病気のことは言えませんでした。走って帰ろうとする薫をバイクの後ろにのせ急いで帰ります。しかし、ギターすらも置いたまま薫は家の中に駆け込みます。孝治は薫を追いかけ玄関へ行きますがドアは開きません。

 

薫は開けたいのに開けられないもどかしさに泣いてしまいます。孝治は帰ろうとしますがそこへ帰ってこない薫を心配していた美咲と薫の両親に会います。両親は急いで薫るのもとへいきますが、美咲は孝治を怒鳴りつけます。その時孝治は初めて薫の病気についてしることになったのです。

 

両親は急いで病院へ駆け込みますが、手に軽い火傷を負っただけでした。薫は両親にもう辞めると言いました。それ以来何度孝治が訪ねてこようと薫は会うことを拒み続けました。

 

孝治はサーフボードを売り、アルバイトをはじめます。薫の父親は日に日に元気がなくなる薫を心配し、みさきに孝治と会わせたいと相談します。

 

ある日、夕食に降りてきた薫の目の前に孝治がエプロンをつけ食事の準備を手伝っていました。慌てて部屋に戻る薫に家族は顔を曇らせますが、部屋着から私服に着替えて出てきた薫に安心します。食餌が始まり薫が「なんかおかしくない?何企んでるの」と言うと孝治がCDを作る場所があるとチラシを見せてくれます。「もう1度君のうたが聞きたい」という孝治に薫は了承するのでした、

 

孝治を途中まで送る帰り道、孝治は「好きだよ。君がそういうの抱えてたとしても。夜だけ会おうよ。昼間は寝てさ。太陽が沈んだら逢いに行くよ。」と言いました。薫は「うん」といいますが、堪えきれず涙が出てきます。2人は踏切でキスをし抱きしめあいました。

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タイヨウのうたより

 

それからはCD代のために孝治はバイト、薫もギターや歌の練習をしていました。しかし薫は手がどうしても動きにくい時があることに気がつきました。どんなに頑張ってもうまくギターが引けませんでした。

 

病院へ行くと脳の萎縮が始まっていると言われてしまいます。病気の合併症の始まりでした。いずれ全身に麻痺が生じ、亡くなってしまうとまで言われてしまい、父親は思わず部屋を出ます。父親は「俺のやってきたことは全部無駄だったのか…なんでだよ…なんで俺の娘がこんな目にあうんだよ」と涙があふれでました。

 

孝治は薫を尋ねて家に行きます。薫はベッドに無気力に座っていました。世間話をして場を和ませようとします。薫は笑いながら孝治と話します。薫はずっと部屋からバス停ではしゃぐ孝治を見ていたと言います。帰り際薫は「私の手こんなになっちゃったけど、私の声は聞こえてるよね?私歌うから!」と言います。孝治はそれに頷いて答えます。

 

孝治自身も手が動かなくなるという合併症もその未来に待つことも、XPという病気を調べた時に分かっていました。自分の彼女に訪れる未来に泣きながら帰路につきます。

 

ついにレコーディングの日、薫と両親、美咲と孝治はスタジオへ向かいます。しかしレコーディングは誰にも聞かせず、出来たら聞いてと薫は笑いました。孝治はみんなに彼女の歌は凄いからCDが出来たらたくさんの人に聞いてもらわなくちゃいけないと言います。

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映画タイヨウのうたより

 

ある日サーフィンをする孝治を見に両親と薫は昼間に海へ訪れます。車椅子の薫は防護服の重装備でした。暑がる薫に父親は「いっその事脱いじゃうか」といいますが、薫は「死ぬまで生きるって決めたんだから。生きて生きて生きまくるんだから!」と笑い、孝治の元へ麻痺するからだでゆっくりと向かいました。

 

薫は亡くなりました。満開のひまわりに囲まれ棺の中で安らかに眠っていました。

 

薫が作ったCDはみんなの元へ渡っていました。それを聴きながらみんな薫に思いを馳せます。その曲はラジオでもながれ沢山の人に聴かれました。

 

タイヨウのうた

タイヨウのうた

 

 

good-bye-days

Good-bye days

Good-bye days

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  • provided courtesy of iTunes



この歌の主題歌でもあり、雨宮薫らしい曲でもあります。YUIらしい曲なのですがどこか違うと思わせてくれる曲でもあります

 

この歌詞はとても切ないんですよね。映画のために作られた曲だとしても、最初は恋をしてる少女なのに次第に別れの時を予兆してるんです。だからこそ、笑顔で送り出したいのに、そんなこと出来たらいいのに。ってなるんです。

 

 

かっこよくない優しさがあるからこそ、そばにいてほしい。あなたが好きだから。離れたくない。自分の運命を知ってる薫だからこその歌詞だなぁと思えました。

 

ドラマ版タイヨウのうた

実はこの映画自体も人気だったのですが、ドラマも大人気でした。キャストは一新し、主演は沢尻エリカと山田孝之でした

タイヨウのうた DVD-BOX

 

映画の設定を生かしつつも、新しい部分を沢山生かしたドラマとなっています。

バンドだったりほかの男女が出てきたり、これはこれでなかなかすごいなあって思うシーンも多いです。ドラマだからこそ描かれている部分が沢山ありました

 

沢尻エリカが歌った曲も大流行しましたね

タイヨウのうた

タイヨウのうた

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ハリウッドリメイク

設定をそのままにハリウッドリメイクもされました。こちらもこちらで私は好きな作品になりました。

 

やはり運命に抗おうと愛し合う2人というのは見ていて切なくて愛しくなってきます。

 

まとめ

2006年の映画です。平成が懐かしいと思う方にはオススメです。あの時代のあったあったーーをなつかしくてわらってしまいますが、それ以上に映画も切なくていいです。

 

太陽の下に出ることが出来ない少女の初恋。ただただ真っ直ぐに人を愛することが分かる映画です。

 

恋愛だけでなくて、家族や友達の大切さを改めてわからせてくれます。切なくてほっこりする映画を見たい人にオススメです