ぺぺの映画備忘録

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【映画】バイス あらすじから結末ネタバレ 現在はどうしてる?

【映画】バイス

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アメリカを操った影の大統領

 

あらすじ

1960年代半ば、酒癖の悪い青年チェイニーがのちに妻となる恋人リンに尻を叩かれ、政界への道を志す。
型破りな下院議員ドナルド・ラムズフェルドのもとで政治の表と裏を学んだチェイニーは、次第に魔力的な権力の虜になっていく。大統領首席補佐官、国防長官の職を経て、ジョージ・W・ブッシュ政権の副大統領に就任した彼は、いよいよ入念な準備のもとに“影の大統領”として振る舞い始める。2001年9月11日の同時多発テロ事件ではブッシュを差し置いて危機対応にあたり、あの悪名高きイラク戦争へと国を導いていく。法をねじ曲げることも、国民への情報操作もすべて意のままに。こうしてチェイニーは幽霊のように自らの存在感を消したまま、その後のアメリカと世界の歴史を根こそぎ塗りかえてしまったのだ。

 

予告

 

キャスト

ディック・チェイニー: クリスチャン・ベール
リン・チェイニー: エイミー・アダムス

ドナルド・ラムズフェルド: スティーヴ・カレル
ジョージ・W・ブッシュ: サム・ロックウェル
メアリー・チェイニー: アリソン・ピル
リズ・チェイニー: リリー・レーブ
カート / ナレーター: ジェシー・プレモンス
コリン・パウエル: タイラー・ペリー
ルイス・リビー: ジャスティン・カーク
コンドリーザ・ライス: リサ・ゲイ・ハミルトン
ウェイン・ヴィンセント: シェー・ウィガム
ポール・ウォルフォウィッツ: エディ・マーサン

感想

クリスチャン・ベールの凄さに感服する映画です。演技力といい、迫力と言い、ほんとうにすごい方です。

 

現代の人でもよく知ってる9.11のことなど、身近に感じられるシーンが多々あります。その裏側でこんなことが起きてたのかとビックリします

 

政治の裏側マルっと見せますみたいな映画です。アメリカの悲劇を喜劇に演じてるそんな気がしました。

でも少し政治的内容というか歴史の流れを理解しておかなきゃ、ちんぷんかんぷんになるシーンもあったりします。だからこそ、後で調べてこういう事だったのか勉強になりますね。

 

エンディングもブラック・ユーモアが効きすぎてて苦笑いになるかもですけど、作品的にはユーモアたっぷりに描かれていて私は好きな作品でした

 

ストーリーネタバレ

1960年代の半ばの頃この映画の主人公チェイニーは酒癖が悪いことで有名でした。

 

恋人のリンが酒に溺れ大学すらも退学になり、働き出すも飲酒運転をし逮捕されてしまうチェイニーに真っ当な人間になってくれなければ別れると告げます

 

酒に溺れていたチェイニーですがリンのことは愛していたため、一念発起をし大学に再入学し政治学を学び連邦議会のインターンになるまでまともになりました。

 

チェイニーはそこでドナルド・ラムズフェルドに出会います。彼の政治の才能や魅力に取り憑かれます。かれはドナルドに気に入られようと彼の元で働き、徐々に気に入られます。

 

そしてラムズフェルドと共に政界を駆けてゆきます。ニクソン政権下では、大統領次席法律顧問を勤め上げ、ウォーターゲート事件があった際には、34歳の若さでアメリカ合衆国史上最年少大統領首席補佐官にまでなっていました。

 

しかし民主党に破れてしまい、与党から野党へかわってしまいました。その後も政権に関わり国防長官にまでのし上がりますが、しばらくしたら政界からも去り、大きな企業のCEOに就任します。

 

順風満帆なあるひジョージ・ブッシュから電話きます。父親もした大統領に自分もなりたいから、副大統領として立候補してくれというものでした。妻であるリンにはいい顔はされませんが、政治家として活躍していた頃を思い出し了承します。

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チェイニーは副大統領権限を強くするため、法解釈を駆使しました。そして自分の恩師でもあるラムズフェルドを国防長官に任命し、政界を仕切っていきました。

 

そしてアメリカ同時多発テロ事件が発生します。するとチェイニーはほぼ無断と言ってもいいくらい勝手にアフガニスタンへの軍の進駐を進め更にはイラクへまで軍を進めます。チェイニーは国民感情を揺さぶるプロでした

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そして嘘かもしれないのにイラクに大量の武器があるという理由にイラク戦争までも始めたのでした。

 

しかししばらくすると国民から疑惑を向けられ始めます。果たしてあの戦争は正しいのかと。そしてイラクの武器の大量保持は嘘なのではないかと。有識者たちによりどんどん大量保持はなかったと裏付けがされていきます

 

すると国民の目も政治家の目もチェイニーを批判的に見始めます。ついには批判の的になってしまったチェイニー。チェイニーはラムズフェルドを国防長官から解任しました。

 

イラク戦争で4550人のアメリカ兵が死亡し、3万2千325人が死傷。この戦争の結果、死亡したイラク市民は60万人。ISISによる犠牲者は、イラク及びシリアで15万人。国際テロで2千人が殺害されました

 

しかしチェイニー自身は現在も保守系政治家として行動し続けています。アメリカ史上最悪の副大統領(バイス)だったといわれながら。

 

エンディングの衝撃

この映画の本質は無知は罪だと訴えかけてくるアメリカンジョークだったとおもえます。

 

この映画は保守派との取っ組み合いが始まったと思ったら女の子が「ワイルドスピードの続編楽しみ」ってものすっごい皮肉ですよね。

 

若者代表の子かと思ってましたが、後々じわじわ来るんですよね。映画を見てるお前らのことだよ!って言われてるようなそんな気がしてきます

 

政治的関心のないお前らだけど、そのままほっといたら、またこの時の二の舞になるぞって突きつけられた気分でした

 

途中のエンドクレジット

途中で何故かエンドクレジットがながれます。見ている人達はえ?え?って戸惑うでしょう。物語の中盤なのですから。

 

しかし、エンドクレジットが始まる前まではチェイニーの輝ける日々でした。しかしエンドクレジット後からはバイスとしての悪夢が始まります

 

そこで終わりにしておいて欲しかったっていう願望なんでしょうきっと。

 

しかしここから彼の快進撃?が進んでいくのですから

 

現在チェイニーはなにしてるの?

史上最悪の副大統領と言われて以来彼はどうしてるのか

 

現在も政権を批判しながら政治家をしているということですね

 

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こちらは本物のディックチェイニーです。そっくりですねえ

 

まとめ

アメリカジョークたっぷりに私たちに現実を突きつけてくるこの映画は、好き嫌いを選びそうです。

 

でもこの映画は現在の日本にも言えることで政治に興味を持たなければこうなるぞと言われている気もします。

 

アメリカがどうしてイラク戦争に突っ切ったのか、ISができた理由などもこの映画でわかります。これを見た方はイラク戦争などを調べてみるとさらに闇の深さが分かると思います

 

アメリカってすごいっていうイメージしかなかったですが、裏や実情はそんなものではなかったということですね。もっと客観的に物事を見て判断する能力を国民も持たなければいけないという警告されるそんな映画でした