ぺぺの映画備忘録

映画の備忘録ブログです。ネタバレ有りです。映画の考察から解説までゆとり視点で語ります

【映画】サイレンSIREN あらすじ、ネタバレ解説から結末考察まで。赤い服の少女は?

【映画】サイレン FORBIDDEN SIREN

サイレン FORBIDDEN SIREN

サイレンがなったら外に出ては行けない

 

あらすじ

『サイレンが鳴ったら外に出てはいけない』といわれる夜美島に病気療養の為に訪れた天本一家の3人。夜美島は1976年に土田という男以外島民全員が消息不明になった島でした。そして夜になりサイレンが鳴り響き、過去の悪夢が蘇り・・・村民はいるのにどこか信用出来ない。この島に隠された秘密とは…

 

予告

 

キャスト

天本 由貴(市川由衣)

天本 真一(森本レオ)

南田 豊(田中直樹)

土田 圭(阿部寛)

里美(西田尚美)

東(松尾スズキ)

山中巡査(嶋田久作)

天本 英夫(西山潤)

謎の赤い服の少女(高橋真唯)

 

原作

原作はSIRENシリーズで2作が合わさった雰囲気となっています。舞台としてはSIREN2ですが、所々設定でSIRENをオマージュした部分が見られます。

SIREN

SIREN

 
SIREN2

SIREN2

 

 

 

感想

ゲームファンからは結構評価や評判が低い今作ですが、映画としてのストーリ性はしっかりしており、私は結構好きな映画のひとつです。

 

やはりゲームファンからしたら改悪な部分が多く見られるので評価が低いのかなと思います。わたしも原作ゲームは初めて1人でプレイしてクリアしたゲームなので思い入れはあります。

 

ゲームSIRENからしたら全く別の種類だなあとは思います。設定をオマージュして作ったという感じがします。

 

ゲームのほうは設定が細やかすぎて2時間映画じゃ収まりきらないほどなのでは…と思います。Netflixとかでドラマとして設定そのままで作ってくれないかなあとか思っちゃいます。それくらい人を選ぶ感じなので地上波では難しいだろうなと。

 

初見でゲームも知らないって方はこの映画楽しめると思います。ラストにびっくりしますから。そしてもう1回見てみたいと思ってしまいます

 

ストーリー

1590年アメリカ。ロアノーク島で島民全員が突然失踪。島には乱闘の跡も無く、唯一手掛かりとなったのはある家の柱に残された「Croatan」という文字だった。

 

1872年大西洋。以前に海上で突如失踪したマリー・セレスト号が発見されるが、乗組員の姿はなく船室に残された航海日誌には「12月4日 我が妻マリーが」と唐突に終わっていた。

 

そして1976年、日本の夜美島。嵐の夜に全島民が着の身着のまま突然消えた。保護された男・土田圭は気が狂ったように「サイレンがなったら外に出てはならない」と繰り返し叫んでいた。

f:id:k_pe_0325:20190322163804j:image

 

29年後である2005年、天本親子が夜美島にやってきた。フリーライターの父である真一と体の弱い弟の英夫、その姉の由貴。愛犬も一緒でした。英夫の療養を目的としており、島は閉鎖的な雰囲気でジロジロ見てくる島民に由貴は不気味さを感じていた。

 

島の医師である南田が由貴たちを家まで送ってくれることになり、島の至る所に見たことも無い文字などがあり不思議な感覚にひたるのでした。引越し先では隣人である里美が手伝いに来てくれ、島のことを教えてくれました。

 

「夜は出歩かない」

「近所付き合いは大切にする」

「森の鉄塔には近付かない」

「サイレンが鳴ったら外に出てはいけない」。

 

由貴は不思議に思いながらも了承します。父親はフリーライターでこれを機にこの島のことを本にしようとしていました。父親が日中居ない中、英夫がいつのまにか部屋からいなくなり由貴は英夫を探しに外へ出ます。

 

森の廃屋の中には赤い文字でDOG LIVEと書かれており、その近くに赤い手のひらサイズのノートが落ちていました。「サイレンの定義」「セイレーン」「島民は犬をおそれる」「サイレンは鉄塔か?」などの箇条記や日記が綴られていました。日記には3度目のサイレンで島民に変化と書かれていました。

 

不気味さを感じた由貴は英夫を探しに戻ります。英夫は赤い服を着た少女と一緒にいました。英夫を見つけた由貴は自宅へ帰る道すがら、島民達が白い建物に集まって謎の儀式をしているのを目撃します。

f:id:k_pe_0325:20190322163945j:image

 

夜になると父親は再び写真を撮りに行くと家を出ます。すると島が停電し、サイレンが鳴り響きました。朝になっても父親が戻ってこず南田と島の巡査と探します。2人と別れて白い建物の地下に向かうと壁に『尊鏡秘抄歌』と「DOG」「鏡を覗」「狗は神」「生者は悪」「LIVE」「変わらぬ者」「果て無き命」などの文字と中央で死んでる父親を発見します。由貴はいそいで2人を呼び戻しますがそこには父親の死体はなくなっていました。由貴は自宅に戻るとそこには死んだはずの父親がいつもとは違う雰囲気で戻っていました。

 

 

由貴はこっそり南田の元へいき、サイレンのせいで父親がおかしくなったと言います、南田は様子を見ようと由貴を家へ戻します。家には父親はおらず由貴はこっそり父親のパソコンを見ます。パソコンには夜美島についてのデータが残っていました

 

「ロアノーク島事件」「マリーセレスト号事件」「スペイン継承戦争事件(9人が失踪した)」の記事が入っていました。ほかにも夜美島の童話などが入っていました。1976年の事件も入っており、土田圭が発狂している映像もあり、その後自殺したこともつづされていました。

 

由貴は怖くなり英夫を探します。するとまた、赤い服を着た少女と共におり、少女が帰ると再びサイレンの音が鳴り響き英夫がそれを聞いて意識を失いました。

 

高熱が出ている弟を抱き、廃屋に逃げ込みましたが、廃屋の周りに人が集まる気配がし、何科がなかを覗き込んでいるようでした。由貴は急いで英夫を連れ自宅に逃げ戻ります。由貴は英夫をつれて朝一番の船で逃げることにしました。荷物をまとめていると父の机の中からは愛犬の首輪が見つかりました。荷造りをする中隠し部屋を見つけた由貴は入ってみるとそこには島民の写真が壁に貼り付けてありました。その写真の年号は1976年で誰も老けずに今のままいるのだと由貴は悟りました。その中には南田の写真もありました

 

3度目のサイレンが鳴り響きました。

 

父親が目から血を流し襲ってきます。由貴は急いで弟を連れて逃げます。しかし様子の変わった島民たちに追われます。英夫がサイレンが鳴る鉄塔を指さします。由貴はサイレンが原因だと気付きサイレンを壊しに鉄塔へ向かいます。

f:id:k_pe_0325:20190322163447j:image

 

英夫を背負い鉄塔へ登る由貴に鉄塔の下では住民達が蠢いていました。南田が鉄塔を登ってやってきます。南田だけは正気なようで由貴に話しかけます。

 

「それを壊してもサイレンは鳴り止まない!」そう言われても由貴は手を止めません。やっとの思いでサイレンを壊しますが、それでも鳴る音は止みませんでした。混乱する由貴に「サイレンなんかなっていない!君の中でサイレンがなっているんだ!英夫くんもいない。半年前に死んだだろう!」

 

由貴は全てを思い出しました。

弟は死んだこと、療養にきたのは弟のためではなく心を病んだ由貴のため。島民がじろじろ見てくるのは居ないはずの弟に話しかける由貴を憐れんだから。父親が死んだのも島民の異常行動も全てが由貴の妄想でした。全てを悟った由貴はそのまま鉄塔から落ちていきました。

 

翌朝助かった由貴の傍らで由貴の父親と南田が話していました。29年前の島民が消えた事件も土田圭がサイレンの幻聴を聞き気が狂い島民を皆殺しにしたのでした。島ではその事件以来、サイレンが聞こえる人を外へ出さないということでサイレンが鳴ったら外へ出てはならないと決めたのでした。

 

南田は実は由貴が拾ったノートの残りを持っていました。そこには4度目のサイレンで皆殺しと書いてありました。島に4度目のサイレンが鳴り響きます。由貴が包丁を持ち後ろから南田を襲うのでした。

f:id:k_pe_0325:20190322163837j:image

 

 

考察

この作品どこからどこまでが由貴の妄想だったのか謎ですし、所々?と思うところが出てくるんですよね。島の童話とかサイレンの仕組みとか。そこを徹底解説していこうと思います!

 

島の昔話

元々島は、不治の病などを患った人達が捨てられる場所であった。ある時そこに訪れた人魚は彼らを哀れみ、自らの血で彼らの病を治し、完治した人々は人魚に感謝し、神様のように崇めた。

 

しかし時が経つにつれ人々に「欲」が生まれ、『不老不死』の力を求めるようになり、今まで救ってもらった人魚を捕らえ、その肉を喰らった。人魚は人間に絶望・憤怒し、自らの血肉を以って島全体に【呪い】をかけ、島民は全滅した。

 

人間を憎しみ貫いた人魚は今も島のどこかで生き続け、呪いは今も続いているという。

Wikipediaより

 

人魚は別名セイレーン。後にサイレンの語源となっています。

 

赤い服の少女は?

この映画にたまに出てくる少女。真っ赤なサリーのような服を着ています。

 

この少女=人魚なのかなとは思っています。気が狂ってるから見えるのかと思ったものの、パパにも一瞬ちらっと見えてる訳ですし。

 

先程の島の昔話にもあったように呪いをかけるために島のどこかで生き続けてるといわれています。だから人魚が気を狂わせる人を選定してるんじゃないかと。その対策としてサイレンがあるんじゃないかなあって。

 

由貴の場合元から狂ってたといわれても、療養のためだから悪化することはなかったはすだけど、赤い服の少女と英夫がいるところを見てからサイレンが鳴り始めたので、赤い服の少女を見たから悪化した気がします

f:id:k_pe_0325:20190322185036j:image

 

島の唄

敬い奉る 尊き鏡の中にこそ真の理現れん。
鏡を覗きたる 狗は神へと転じたり 生者は悪へと転じたり。
変わらぬ者こそは 果て無き命を授かりし この世の理越ゆる者。

この歌は鏡文字を表していて由貴が所々で見た英語が現れてるとも言われてます。

 

「DOG」→「GOD」
「LIVE」→「EVIL」

GOD EVIL って訳したら悪神って意味なんですよね。

 

どこからどこまでが妄想?写真は?

島民の写真が部屋に貼ってあるのですが、それは妄想なのかなあと。多分当時の犠牲者を父親は調べていて、それは過激だから隠していたこと。

 

当時の犠牲者の写真を妄想で現在の島民に見間違えたのだと私は思ってます

 

島の儀式も父親の死体も全部幻覚だったのかなあと。サイレンが聞こえてから徐々におかしくなって行ったというのが正しい気がします

 

まとめ

映画サイレンは結構考察ができるのが面白いです。見て終わったあともう1回見たいと思わせる映画って中々ないので貴重な作品だと思ってます

 

阿部寛の無駄遣いとも言える作品です。ココリコ田中もいい俳優になったなあと豪華キャストに結構びっくりもします!

 

怖いかどうかで言われるとそんなに…って感じです。驚かせようとしてる作品でした

 

伏線を張りすぎて回収しきれなかった感はみられます。赤い少女とか人魚伝説とかはゲームから無理やり作ったせっていなんでしょうが…