【映画】トラさん 僕が猫になった訳
死んで猫になったダメ夫が、
愛する家族に残したものとは
あらすじ
売れないマンガ家の高畑寿々男スズオは、妻・奈津子ナツコがパートで稼いだお金をギャンブルに使い、お気楽な生活を送っていたが、ある日突然、交通事故であっけなく死んでしまう。
そんな寿々男のダメ夫っぷりに“あの世の関所”が下した判決は、「執行猶予1ヶ月、過去の愚かな人生を挽回せよ。但し、猫の姿で―」。
トラ猫の姿で奈津子と実優ミユのもとに戻った寿々男は、「トラさん」と名付けられて高畑家で飼われることに。
愛する家族のために何かしたいと思うトラさん=寿々男だが、猫だから言葉さえ通じない。寿々男は、家族に何ができるのか。
どうやって人生を挽回するのか―。
予告
公式サイト
映画『トラさん~僕が猫になったワケ~』北山宏光初主演作!9月4日(水)Blu-ray&DVD発売!
キャスト
高畑寿々男 / トラさん:北山宏光(Kis-My-Ft2)
高畑奈津子:多部未華子
高畑実優:平澤宏々路
ホワイテスト:飯豊まりえ
桜木亜子:富山えり子
浦上栄剛:要潤
裁判長:バカリズム
感想
コスプレでの猫の表現だし…って思ってあんまり期待せずに見に行きました。
原作自体は知ってて全部は読んではないですけど2巻位までなら読んでて、ほっこりハートフル漫画!って感じで嫌いじゃないです。
原作では主人公トラさんはコスプレではなく、漫画のままなので違和感があるんじゃないかって思いながら見に行きましたけど、
泣きました
リアルさを追求する人には向いてませんが、原作のハートフル感を残したまま綺麗に映像化していました。
ストーリーネタバレ
過去に少しだけ売れた漫画家高畑寿々男。現在はヒット作も出ず、パートをしている妻の奈津子のヒモ状態。
一人娘の実優も呆れ気味でした。過去に少しヒットしたネコマンという漫画は実は完成しておらず、実優に筆をとることをせっつかれる日々でした。
寿々男は生活費を盗みギャンブルをした帰り道交通事故に会い亡くなります。
死んだ寿々男は天国の裁判所にかけられ、今までの人生を見つめ直し、挽回するために下界に1ヶ月の間猫の姿で戻されます。
猫の姿で現世に戻った寿々男は自分のお葬式が行われており、不思議な気持ちになります。奈津子や実優に自分の存在をアピールしますが猫の姿のために誰にも気が付かれません。
ある日実優に拾われた寿々男は飼い猫として実優と奈津子と暮らすことになります、あっという間に猫としての時間が過ぎたころ、奈津子が突然倒れます、奈津子のお腹には新しい子供がおり、それは寿々男との子供でした。
最後の24時間裁判長に頼み込んだ寿々男は人間としての姿を取り戻り、ネコマンの最終話を描き上げます。
奈津子と実優、そして生まれてくる命のために新刊にして最後の一冊を遺すのでした。
寿々男はどうなったの?
猫としての1ヶ月感の時間を貰った寿々男。最後は猫の姿から人間の姿に戻り、漫画を書きあげて終わります。
ある意味、最後に生き返るとかそういうのじゃなくて良かったなとおもいます。たしかに、自己都合すぎるし、なんでもありなのですが、最低限のラインは守ってるとは思います。
それでも24時間人間に戻れるなら他にもっとできることあったでしょとは思っちゃいます。
これは猫映画なのか?
猫映画かと聞かれたら、違いますと言えます。猫であるシーンが短いです。どちらかというと、コスプレ猫のシーンがほとんどです。
友達猫として飯豊まりえが演じる白い猫が出てきますが、これに関しては猫は一切出てきません。そこは残念です。
猫の姿であるシーンはほんと少しです。確かに動物を撮るのはむずかしいからこそ、猫コスプレになったのでしょうけど、もっと猫を沢山使ってれば、猫好きからのアクセスも見込まれたんじゃ…って思います。
クズはクズ旦那のままだった?
最後はハートフルに終わらせたのですが、人間であるときもクズで、猫になってもほぼクズの性格は治らずって感じでしたね。
クズだけど家族からは愛されていて、家族愛!って感じなのでそこは少し違和感を感じます。
どっちかというと家族想いの人が…っていうほうがスッキリもするのになあと。
この映画は泣けるのか?
結構酷評はしましたが、泣けます。
家族愛とか涙脆い人は確実に泣ける作品です。
家族はどんな姿になっても生きていて欲しいと思うし、愛する人がいなくなってこれからシングルマザーとしてやっていかなきゃという女性の強さが垣間見れます。
多部未華子の演技力でこちらもグッときます。
まとめ
猫好きで猫を見るためにって人にはあまりオススメできない映画です。北山宏光ファンの方は必見の感動作です。
家族愛や、ハートフルなヒューマンドラマが見たい方にお勧め映画です