ぺぺの映画備忘録

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【映画】バハールの涙 あらすじ、ネタバレ考察。上映館は?本当にあった実話

【映画】バハールの涙

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母 VS  IS

女に殺されると天国へ行けない

 

 

あらすじ

弁護士のバハールは、イラクのクルド人自治区内にある故郷の町で夫と息子と共に幸せに暮らしていたが、ある日、町がIS(イスラミックステート)の襲撃を受け、夫を始め男性が皆殺しにされ、息子を戦闘要員として育成するために連れ去られ、自身もISの幹部に性奴隷として売り飛ばされてしまう。

やがて命からがら逃げ出したバハールは息子を必ず取り戻すことを決意、同じ被害に遭った女性を集めて女性だけの戦闘部隊「太陽の女たち」を結成、ISとの闘いに身を投じていく。やがて彼女たちは、「女に殺された者は天国に行けない」と信じるISの戦闘員たちに恐れられる存在となっていく。

 

予告

 

上映館

 

キャスト

監督
エヴァ・ユッソン


脚本
エヴァ・ユッソン
ジャック・アコティ


製作
ディダール・ドメリ


出演者
ゴルシフテ・ファラハニ
エマニュエル・ベルコ

 

 

感想考察微ネタバレ

女性による女性のための映画

 

ISなどがいる国のあたりでは女性の地位がとても低く、簡単に売買されているのが現実です。この映画でも主人公バハールは故郷である町をISの襲撃により失い、最愛の夫を殺され、間にいる息子までもがISによりさらわれ、自分は奴隷のように生きていくのでした。

 

バハールは解放されたあとの「太陽の女たち」という女性だけの武装集団を作ります。そこにマチルドという隻眼のジャーナリスト女性が取材に来ます。彼女も壮絶な過去を持ちそれでも取材を続けていました。

 

ババールとマチルドの仲は深まり、信頼し合うようになりました。ババールは仲間を助け友を助け、女性達を助け続けていました。そんな中で誘拐された自分の子供を探し続けていました。

 

ISの集団に居場所がバレたバハールたちは奇襲にあいますが、犠牲を出したものの、バハールたちはISを追い払いISの捕虜まで捕まえるのでした。そこでババールは

「女性に殺されると、天国に行けないのよ」

と微笑みます。

 

捕虜から誘拐した子供に戦闘教育を受けさせる学校があるという情報を聞いたバハール。そこに息子はいると思いを募らせます、仲間たちとその学校へ向かうバハール。果たして息子と再開できるのでしょうか。

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本当にあった実話

本作で描かれている出来事は、ISに拉致され、性的虐待や暴力を受けるなどの極限状態に置かれたことを訴え、人権活動家として2018年ノーベル平和賞を受賞したヤズディ教徒、ナディア・ムラドさんの体験に似ているとされています。

 

実際にはバハールという女性はいないが、監督が様々な人に取材をしその実体験を聞き、それを基に作り上げたのがバハールだと思われます。

 

太陽の女たちという集団を調べていたら

というものに出会いました。

ここにも女に殺されると天国に行けないという記述があり、この話も元になってると思います。

 

監督はこういった話を総合して作り上げた映画なのだと私は思っています。

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女に殺されると天国に行けない

ISが信じている宗教では、女性に殺されると天国に行けないと信じられています。

 

そのため、女性達の志願兵が多く、全然に立ち戦っているとも言われています。ISの戦闘員達も、死ぬのは怖くないが、死んだ後に天国に行けないのが怖いため、女性戦闘員を見たら逃げ出す人もいるそうです。

 

 

まとめ

女性の強さ、母の強さがわかる映画です

映画自体の流れはそんなに良いものとはいえませんし、物足りなさを感じる瞬間もあります。

しかし、この映画は戦闘シーンなどではなく、バハールという女性に視点を向けて見るべき映画なのだと思います。

 

男女平等が歌われている日本ですが、こんなふうに女性が物として扱われているという現実も知っておくべき世界だと思います、

 

ヒューマンドラマとしては最高の映画です