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【NHK】獄門島 長谷川博己の金田一 あらすじからネタバレまで犯人は??

【NHK】獄門島

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あらすじ

終戦直後、瀬戸内の孤島を訪れた金田一耕助(長谷川博己)。僧の了然(奥田瑛二)の案内で島の実力者・本鬼頭家にやってきた金田一は、そこで美しい女性・早苗(仲里依紗)と出会う。さらには島に似つかわしくない奇抜な風体の3姉妹にも。そしてある晩、末妹の姿が消える…。

 

 

予告

 

 

登場人物

 

金田一耕助(きんだいち こうすけ) - 私立探偵
磯川常次郎(いそかわ つねじろう) - 岡山県警察部の警部
清水(しみず) - 獄門島駐在巡査

 

本鬼頭家


鬼頭嘉右衛門(きとう かえもん) - 本鬼頭家先代、故人

鬼頭与三松(きとう よさまつ) - 本鬼頭家当主、精神病を患い座敷牢にいる

お小夜(おさよ) - 与三松の妾、女役者、故人

鬼頭千万太(きとう ちまた) - 与三松の息子

鬼頭月代(きとう つきよ) - 与三松の長女、お小夜の娘で千万太の腹違いの妹 

鬼頭雪枝(きとう ゆきえ) - 与三松の次女、お小夜の娘で千万太の腹違いの妹

鬼頭花子(きとう はなこ) - 与三松の三女、お小夜の娘で千万太の腹違いの妹

鬼頭一(きとう ひとし) - 千万太のいとこ、本鬼頭分家

鬼頭早苗(きとう さなえ) - 一の妹、本鬼頭分家
お勝(おかつ) - 嘉右衛門の妾

 

分鬼頭家


鬼頭儀兵衛(きとう ぎへえ) - 分鬼頭当主
鬼頭志保(きとう しほ) - 儀兵衛の妻
鵜飼章三(うかい しょうぞう) - 分鬼頭居候、復員軍人

 

獄門島住民


荒木真喜平(あらき まきへい) - 獄門島村長
了然(りょうねん) - 千光寺和尚
了沢(りょうたく) - 千光寺典座
村瀬幸庵(むらせ こうあん) - 漢方医

 

キャスト

金田一耕助 - 長谷川博己
了然 - 奥田瑛二
早苗 - 仲里依紗
磯川警部 - 小市慢太郎
荒木村長 - 菅原大吉
幸庵 - 綾田俊樹
清水巡査 - 山中崇
竹蔵 - 谷田歩
了沢 - 岡山天音
月代 - 堀田真由
雪枝 - 秋月成美
花子 - 吉田まどか
儀兵衛 - 古田新太
お志保 - 山田真歩
鵜飼 - 柳俊太郎
嘉右衛門 - 瑳川哲朗
与三松 - 山崎銀之丞
お小夜 - 中西美帆
千万太 - 石田法嗣
梅吉 - 八十田勇一

 

ストーリー(ほぼネタバレ)

 

ネタバレが嫌な人は飛ばしてください。犯人までは書いていません。

 

どうして獄門島へ?

金田一が戦争に行きそこで良くしてもらった青年鬼頭千万太と親しくなる。戦争が終わったら休養をしたいと言う金田一に千万太は自分の故郷、獄門島を紹介する。

しかし、船の中で金田一の目の前で千万太は命尽きるが、その時に「自分が帰らなければ妹が殺される」と言い残すのであった。

 

終戦後千万太の紹介もあり、獄門島を訪れる。訪れる道中、千万太のいとこである、一は生きているという情報が入る。

 

獄門島では

獄門島は封建的な因習の残る孤島で、島の網元である鬼頭家は、本鬼頭(ほんきとう)と分鬼頭(わけきとう)に分かれ対立していた。千万太は本鬼頭の本家、一は分家であった。

 

本鬼頭家には、美しいがいまだ幼子のような千万太の異母妹3人と、同じく美しくしっかりした一の妹の早苗がいたが、当主である千万太の父は発狂して座敷牢に入っていたため、千光寺の和尚・了念、村長の荒木、医者の幸庵が後見人となっていた。

 

最初の殺人

金田一が訪れた夜、三姉妹の三女の花子が行方不明になり寺の庭で梅の古木に逆さに釣られ死んでいるのが見つかった。その時和尚が「きちがいじゃが仕方がない」という言葉がどうしても金田一には引っかかって仕方がなかった。

 

次の日、金田一は逗留させてもらっている千光寺で、千万太と一の祖父で本鬼頭の先代・嘉右衛門の書いた3句の俳句屏風を目にする。「むざんやな 冑(かぶと)の下の きりぎりす」「一つ家に 遊女も寝たり 萩と月」の2句は読めたが、残りの1句が判読できなかった。

 

2人目の殺人

千万太の言ったとおり残る2人の姉妹も危ないことを悟った金田一だが、不審人物として駐在所の牢に入れられてしまい、その間に次の殺人が起こってしまう。今度は3姉妹の次女の雪枝が首を絞められて釣鐘の中に押し込まれていたのであった。牢に入れられていてアリバイがあるため釈放された金田一は現場に赴き、そこで和尚が「むざんやな」の句をつぶやくのを聞く。

 

金田一は釣鐘をてこの原理で持ち上げる方法を実演してみせた後、復員兵の海賊が島に潜入したとのことで県警本部からやって来た磯川警部と再会する。

 

花子や雪枝が殺された日、何者かが屋敷や寺に侵入した形跡があり、それが海賊かつ殺人犯人ではないかと目されたため山狩りが行われることとなり、金田一も参加する。

 

3姉妹の母のお小夜は旅役者だったのを与三松が見初めて後妻にしたのだが、先代の嘉右衛門と折り合いが悪く狂死。

その後、与三松もおかしくなったため座敷牢に入れられたのだということを聞きとる。その直後に発見された復員兵は何者かに頭を殴られて死ぬ。早苗はその男が兄の一かもしれぬと思って助けるようなことをしていたのだが別人であった。

 

3人目の殺人

同じ夜、通夜をしている本鬼頭家では、祈祷所で3姉妹の長女の月代が祈祷を行っていたが、首を絞められて殺されており、そこには萩の花が撒かれていた。

 

金田一は調べていくうちに、読めなかった俳句が「鶯(うぐいす)の身を逆(さかさま)に初音かな」であること、そして3姉妹はすべて屏風の句の見立てで殺されたことを知る。金田一は獄門島の人間は気がちがっていると興奮しだす。

 

果たして犯人は誰なのか。

 

感想、考察

 

長谷川博己の金田一

長谷川博己の金田一はいろんな意味で金田一像をぶち壊しました。

ラストでは犯人に向かって「無駄無駄無駄!!!」

といい、発狂します。どうして殺人を犯したかを知りたいがために探偵になった金田一。

その動機がわかった時可笑しくて仕方がなかったかのように大笑いをし、犯人を詰ります。

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このシーンは迫真ですし息を飲みます。長谷川博己さんの演技力の勝ちです。見入ってしまうんですから。

 

しかし、昔からのファン達の声としてはこんなの金田一ではないという声も上がり、賛否両論を呼びました。たしかにすごい演技力ですし、内容も忠実に則ってます。しかし今までの金田一像は崩れるのです。どちらかと言うと優しい印象の金田一。今回の長谷川金田一は病んでいます。確かに鋭い洞察力等はありますが、幻覚を見たりするので確実にやんでいるのです。

 

しかし、現代に甦らせ、一回だけの金田一でなら良いのではないかとはおもいます。事実、次の「悪魔が来りて笛を吹く」では金田一役は吉岡秀隆さんが演じています。

 

放送禁止用語の使用。

国営放送のNHKがまさかの放送禁止用語を使用しました。これはある意味確信的なのではないでしょうか。

 

「キチガイじゃが仕方がない」という言葉のキチガイは放送禁止用語です。しかし内容としては季違いという意味で使われています。

 

だからこそ通ったのでしょうか

 

まとめ

今回の長谷川金田一は私は好きです。今までの金田一像を覆してくれる感じがして。

 

しかし、病んでるからこそ、次の事件の頃には自殺でもしてしまうんじゃないかと思ってしまいます。

 

悪魔が来りて笛を吹くは身内のドロドロを全てひっくるめた内容になっています。近親そうかんかから、なんでもありなのですから。だからこそ、次の俳優さんで金田一像が変わって本当によかったと思います。

 

現在NHKの金田一は獄門島と、悪魔が来りて笛を吹くがつくられています。悪魔が来りて笛を吹くのラストシーンで次は八つ墓村だと言われていたので役者込みでとても気になるところです。