【映画】呪怨2
身の毛もよだつ絶頂
あらすじ
かつて夫に妻・伽椰子が惨殺されたり、そこに住んだ人々に次々と不幸が起きた家。その噂をききつけたテレビクルーが、この“幽霊屋敷”にホラーの女王と呼ばれる女優・京子を連れて取材へ。そんなクルーたちにさまざまな呪いがふりかかっていく……。
予告
監督、キャスト
監督 清水崇
原瀬京子(酒井法子)、三浦朋香(新山千春)、山下典孝(堀江慶)、千春(市川由衣)、大国圭介(葛山信吾)、石倉将志(斎藤歩)、大林恵(山本恵美)、原瀬亜紀(水木薫)、石倉薫(結城しのぶ)、石倉和正(影山英俊)、佐伯俊雄(尾関優哉)、佐伯伽椰子(藤貴子)、佐伯剛雄(松山タカシ)
ストーリー解説
ストーリー知ってる方は考察まで飛ばしてください
呪怨1はこちら
呪怨…強い怨念を抱いたまま死んだモノの呪い。
それは死んだモノが生前に接していた場所に蓄積され、「業」となる。
その呪いに触れたモノは命を失い、新たな呪いが生まれる。
京子
京子は呪いの家のロケを終え、恋人である将志と帰宅中交通事故に合います。その事故は青白い少年(俊夫)にハンドルを取られそのまま自損事故を起こした形でした。その事故により、将志は意識不明の重体、京子はお腹の中にいた子供が流れてしまいました。
病院で京子は敏夫にお腹を触られお腹の中にいた子は男の子だったのだと思い込みます。
後日産婦人科に行くと流れたはずの子供が順調に育っていると言われ戸惑います。何も言うことが出来ずに帰宅した京子。部屋でウトウトとねておきると、階下の母がこたつの中で眠るように死んでいました。それを見て京子は泣き叫ぶのでした。
朋香
アナウンサーの朋香は部屋での物音を気にしていました。呪いの家でのロケの台本を読んでいると何かが壁に当たるような音がします。毎日それは0時27分に起こり、角部屋の朋香はありえない現象に首を傾げるばかりでした。
恋人の典孝と共にいる時もその現象はおき、2人で不思議に思っていました。
呪いの家のロケ当日向かう車の中で京子の隣でセリフの最終チェックをしていた朋香、その時恋人の典孝が電話をしてきますが、留守電に切り替わり今夜行くことを告げる典孝の耳にア゙ア゙ア゙ア゙ア゙と不快な音が響きブツっと切れます。
その夜典孝が家に向かうと部屋にあかりが見え上がりますが部屋の中は真っ暗で誰もいません。おかしいと思ってると朋香から電話でまだ帰ってないことを告げられます。
朋香が帰宅すると何者かに首を吊られ死んでいる典孝の姿がありました。腰をぬかすともかを尻目に俊雄が典孝の足を壁にぶつけ遊んでいます。まさにその時間は今まで音が鳴っていた0時27分でともかは全てを悟ります、
映画 呪怨より
背後から伽椰子の首がおりてき、ともかもそのまま髪の毛に首を吊られ死ぬのでした。
恵
ヘアメイクの恵は呪いの家のロケで2階の空き部屋で今日このヘアメイクを担当していました。その時部屋に入ってきた圭介に京子はこの家の事件を聞きます。狂った旦那が一家心中した事件でそのあとも何人も行方不明やしんだりしたといいます。
撮影が始まり家の中で撮影をしていると音声が変な音が入ったといい、一時ストップしますがそれ以外は順調に撮影は進み終わります。
恵は京子に子供がいるのに気が付き、安産のお守りを京子にプレゼントします。
恵は部屋の隅にある黒いシミに嫌悪感を抱いていました。撮影が終わりテレビ局に戻った一行はVTRのチェック、恵はウィッグなどの片付けに追われていました。
VTRで撮影が止まった時の問題部分にア゙ア゙ア゙ア゙ア゙と言う声と今日この姿が伽椰子の姿に変貌していました。
恵は部屋の隅にウィッグが落ちているので拾うと見覚えのないロングのウィッグで恐ろしくなって手放してしまいます。するとそのウィッグが動きだし恵に近寄ってきます。壁に腰を抜かし座り込み怖さのあまりに畳を爪で削ってしまいます。その時脳内に殺された伽椰子がビニールに包まれながらも必死に逃げようと爪で床を掻きむしる映像が流れ込んできます。正気に戻る恵にいつの間にか実態となった伽椰子が近寄ってき、そのまま行方不明になってしまうのでした。
映画 呪怨2より
圭介
京子は眠ったままの将志を見舞いに来ていました。その時将志が眠ったまま今日この腕を掴みます。意識を戻した将志は気分転換に車椅子で屋上まで京子ときます。何も喋らない将志に京子は死んだはずの赤ちゃんがお腹にいると告げ、どうしたらいいと思う?とまさしの手をお腹に当てさせます。するとまさしが震え始め京子は将志を抱き締めます。
呪いの家のロケのディレクターである圭介は2人を見舞いに病院に来ます。
カメラマンやめぐみが姿を消したと告げます。そして京子を車でいえまで送ります。京子が玄関に向かうといなくなったはずのめぐみが居り足がすくみます。圭介はその様子に気が付ききょうこに駆け寄ります。鏡子の家の中に消える恵みを2人は追いかけますが、伽椰子の日記を圭介に手渡し恵の姿は忽然ときえるのでした。
圭介は改めてあの家で起こった事件を調べます。するとコピー機が勝手に動きだし、伽椰子の顔を印刷し始めます。恐ろしくなったけいすけはその場から逃げます。
一方今日この元へも血まみれの恵の手が伸びますが寸前のところで今日この母の声がし、伽椰子は姿を消しました。
京子は呪われた家に向かいます。すると玄関の方から泣き叫ぶ声がし向かうと、女子高生を見つけますが、その後腹痛が起こり視界が歪むのでした。
千春
千春は友達のヒロミに誘われて映画のエキストラ役に挑戦していました。撮影中千春は今日このそばに俊雄の姿を見て悲鳴をあげ気を失ってしまいます。
夢の中で千春は1人呪われた家に閉じ込められていました。逃げようとする千春を外からヒロミが助けようとしてくれていますが扉にはチェーンがかかっており開きません。その扉から千春は手を伸ばしヒロミのネックレスを引きちぎったところで目が覚めます。
ロケバスの中で目が覚めた千春は夢だったことに安堵しますが、手には夢の中のはずだったネックレスか握りしめられており、現実のひろみの首にはまだそのネックレスが着いているのでした。千春は絶対に呪われた家には行かないでとひろみに約束させます。
千春は外でサッカーをしている少年が蹴ったボールがとしおの首に見え恐ろしくなります。立ち上がりヒロミの元へ向かおうとしますが、そこには倒れた自分に一生懸命声をかけるヒロミの姿があります。気がつくと千春のからでは空に引きずり込まれるように連れていかれるのでした。
伽椰子
京子が倒れているのを発見した圭介。駆け寄りますが意識が戻らず病院に緊急搬送されます。緊急出産の準備に入りますがそこからでてきた物にみな取り殺されてしまいます。そのころ将志が車椅子のみを残して行方不明になります。
病院でけいすけは不審に思い手術室に入ると横たわる京子と死に絶えた医療関係者達がいました。すると京子のお腹から血まみれの伽椰子這い出てきて圭介を殺しました。京子は目覚め足元に落ちていた我が子を愛おしげに抱くのでした。
数年後京子は子供と歩いていました。歩道橋から子供は京子を突き落とします。京子から伽椰子のノートをむしり取り、息絶える京子を背に街に消えていくのでした。
映画 呪怨2より
考察
時系列は?
呪怨特有の時系列の不明さ!流れ的には
アナウンサーの朋香の家で0時27分に物音がするようになる
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呪いの家のロケ
アナウンサーの朋香とホラークイーンの京子、ディレクターの圭介、メイクの恵、カメラマン音声などが参加
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朋香が彼氏の典孝と共に首吊りで死亡
京子が婚約者である将志とともに交通事故
カメラマンや音声が行方不明になる
恵がテレビ局内で行方不明
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京子が参加する映画にエキストラで女子高生の千春とひろみが参加し、千春が倒れ異界へ連れていかれる。
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ヒロミが千春のことを調べ、佐伯家に調べ付き訪問すると死んだはずの千春がおり、そこから逃げ出す。
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家の中で倒れている京子を圭介が発見し、伽椰子が生まれる。圭介が死に、将志が行方不明になる
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京子が歩道橋から突き落とされ、伽椰子がその場から去る
こうなる流れです。が、千春の部分が少しあやふやです。昔映画公開当時に見た小説だとこういった流れだったと思います。
呪怨全体の考察や時系列はこちら
千春はどうして呪われたのか?
千春とひろみは映画内では呪いの家に言った気配は無いが、どうして呪われたのか?という疑問がありますが、この名前聞き覚えありませんか??
呪怨1劇場版に出てくるいづみという女子高生おぼえていますか?そのいづみが引きこもった際に見舞いに行った友人がこの2人です。
その時から佐伯家にターゲットにされていたんでしょうね。
いづみが行方不明になった後に千春は佐伯家に肝試しにいくんです。行くというか、行くように伽椰子に仕向けられたんでしょうけど…
そしてまんまと千春は餌食に。そして友人であるヒロミも何かに吸い寄せられるように千春を囮に佐伯家に向かいます。
しかしヒロミ家の中には入ってないんですよね。なので、その後は不明ですが私が思うに遅かれ早かれ伽椰子に取り憑かれて死ぬんだろうなあと。もう生で伽椰子みてますから扉越しにでも。目もあってますから。次はお前だみたいな雰囲気だったと思います。
生まれ変わった伽椰子
どうして伽椰子はまた肉体を欲したんでしょうね。そこは本当に謎です。小説でも書かれてませんでしたから。
ただまだ呪いを広げたいのか取り込みたいのかそんな雰囲気ですよね。
まとめ
この二作目も十分に怖かったですが、前作よりも謎が多い雰囲気でしたね。
肉体を得た伽椰子はどうするんでしょうね。
あの佐伯家にいくのか、また子を作り俊雄と現世でやり残したことをするのか…