【映画】メアリーの総て
「不幸」に抱かれ、「死」に口付けられ、世紀の傑作を産んだ。
あらすじ
19世紀イギリス 小説家を夢見るメアリーは“異端の天才”と噂される、妻子ある詩人パーシー・シェリーと出会う。互いの才能に強く惹かれあった二人は、情熱に身を任せ、駆け落ちする。愛と放蕩の日々は束の間、メアリーに襲い掛かる数々の悲劇。失意のメアリーはある日、夫と共に滞在していた、悪名高い詩人・バイロン卿の別荘で「皆で一つずつ怪奇談を書いて披露しよう」と持ちかけられる。深い哀しみと喪失に打ちひしがれる彼女の中で、何かが生まれようとしていた──。
シネマトゥデイより
予告
監督・キャスト
監督
ハイファ・アル=マンスール
脚本
ハイファ・アル=マンスール
出演者
エル・ファニング
ダグラス・ブース
ベル・パウリー
トム・スターリッジ
メイジー・ウィリアムズ
ジョアンヌ・フロガット
スティーヴン・ディレイン
ベン・ハーディ
公開日・上映時間
上映日:2018年12月15日
上映時間:121分
感想(微ネタバレ)
ほんとなんか切ない感じで良かったです。なんかそんなに期待せずに行きましたけど、いい意味で期待を裏切られました。
まずフランケンシュタインを書いた人のことすら知らなかったので映画後に原作の本を買ってみようかと思いましたが、本屋さんには並んでおらず、街の図書館で探してみようかと思っています
映画を見ておどろいたのがこの映画のストーリーメインの部分は話の中では2年しかたっておらず、メアリーの波乱万丈っぷりにビックリします。
あとこの映画は美しいです。色合いといい、人物にしろ、全てが計算し尽くされたのではないかと思うくらい、綺麗でそこも魅入ってしまう理由の一つなのだと思います
映画 メアリーの総てより
物語のあらすじは予告編を見てもらったらわかると思います。むしろ、ほぼストーリーをぎゅっとまとめた予告編なのでびっくりしました。どうしてフランケンシュタインが生まれたのか、彼女はどうしてそんな物語を書いたのか、切なくて悲しい物語があります。
よく小説などのキャラクターはどこか作者を反映していると言われています。このフランケンシュタインもそうなのです。メアリーが自分の中に抱く悲しみや苦しみ、嫉妬や孤独、苦悩などの汚いところを詰め込んでできたのがフランケンシュタインです。でもフランケンシュタインはどこか優しいところを持っています。それがメアリーの本質なのかもしれませんね。
映画 メアリーの総てより
ちなみに、ボヘミアンラプソディにロジャーテイラー役で出演していたベン ハーディも出演しててちょっと見ててニヤニヤしました(笑)
まとめ
この映画は主に女性向けなんじゃないかって思います。もちろん男性が見ても楽しめる作品です。しかし女性特有のドロドロした感情や男尊女卑の世界。そういったものにも共感しながら見ることができます。
主演のエルファニングがとてもきれいで、それも物語として重要でした。
映画 メアリーの総て公式サイトより
一人の女性があの時代に自分の好きを押し通すことは難しかった。からこそ、彼女の凄さが伺えます。