【映画】少林サッカー
あらすじ
かつてのサッカー界の英雄ファンは後輩ハンの暗躍により怪我をして落ちぶれ物になっていた。しかしサッカーへの熱だけは冷めておらず、自分のサッカーチームを持ちたいと思っていた。
そこで出会ったのが少林寺拳法を世に広めたいと思う青年シン。少林寺拳法の技を応用してサッカーをして、サッカーの大会で優勝して、少林寺拳法を広めようとシンに持ちかけるファン。
そこからシンの兄弟子達と少林サッカー大会優勝を目指すが、かつての後輩ハンがチームの前にたちはだかる。はたして少林サッカーチームは勝てるのか?
予告
出演者
監督:チャウ・シンチー、リー・リクチー
出演:チャウ・シンチー、ン・マンタ、ヴィッキー・チャオ、パトリック・ツェー、セシリア・チャンほか
感想
少林サッカー!
めっちゃ面白いです。死ぬほど面白いです、
この映画は初めて買ったDVDでもあります。
さすが香港映画で1位をとっただけあります。
サッカーのルール知らないってひとでも楽しめます。
だってサッカーしてないもん。サッカーしてるけどしてないもん。
少林サイコー!ってなる映画です。ずっと笑えます。
この映画1本でハチャメチャなサッカーも恋愛も詰め込まれているのがさらに凄いです。仲間の絆もコミカルに描いているため、見ていてはずかしいとかはならず受け入れやすい形になっています。
香港で歴代最高興行収入を記録した理由がわかるくらい誰が見ても面白いです。
ストーリーネタバレ
この映画はサッカーしながら少林寺拳法広めようぜ!っていう考えの2人からスタートします。
後輩の暗躍により選手生命をたたれ落ちぶれたファンと
少林寺拳法を広めよという師匠の意志を継いだがごみ拾いの仕事をしているシン
このふたりが絶妙なタッグから目が離せません
シンは途中寄り道した饅頭屋でムイという女性に出会います。ムイは太極拳でまんじゅうを作るプロで味もピカイチです。しかし、顔はニキビでいっぱいで自分に自信が持てません。
しかし、シンはそんなムイを美人だと真面目に言います。
そこでみんなで踊りだします。
シンは食べたまんじゅうの代金を払えず、ボロボロの靴を置いて去ります。
ファンが歩いてると不良に絡まれるシンを見つけます。『ケンカはしない。俺がしているのはサッカーだ』そう言い、不良の持っていたサッカーボールで不良たちを撃退するのでした。
その様子を見ていたファンはシンにサッカーをしようともちかけ、シンもそれに応じるのでした。
シンはサッカーをすることに靴が必要だと思い、ムイにあの靴を返してくれと頼むと、ムイはアップリケでシンの靴の穴を塞いでいてくれていました。
靴の次はメンバー探しだと、シンは兄弟子たちを訪ねます。
大兄(一番目の兄弟子)はナイトクラブで店主にこき使われていますが、かつては〝鉄の頭〟と言われた男です。
四兄(四番目の兄弟子)は半年間無職で職探しをしている〝魔の手〟と呼ばれる男です。
三兄(三番目の兄弟子)は証券会社で働く眼鏡をかけた、〝鎧の肌〟と呼ばれています。
二兄(二番目の兄弟子)は食堂の皿洗いをしていますが、〝旋風脚〟と呼ばれる脚の持ち主でした。
そしてシンの弟弟子〔六弟〕は、現在は肥満男ですが、かつては軽功(けいこう 身体を軽くする技)を極めた〝空渡り〟と呼ばれていました。若い時は痩せてました。
シンはみんなをサッカーに誘いますが一同断ります。が、みんな心の中で思うところがあり、サッカーをするためにみんな集まります
引用元 映画 少林サッカーより
一同は集まったことによりサッカーの練習を始めます。みなサッカーもしたことがなく、少林拳からのブランクもありほとんど動けないからです。ほんとに基礎の基礎からはじめていきます。
しかし、シンは今までも動いていたこともあり驚異的なサッカー能力を発揮し、兄弟子たちを驚かせます。その様子を見て兄弟子達も練習にさらに打ち込むのでした。
そして練習試合をすることになり、その相手チームにはシンがいつかボコボコにした不良チームもいるのでした。
その練習試合はサッカーとも言えないもので、相手チームは反則を重ね、シンたちのチームを暴力でボコボコにし始めました。
1番上の鉄の頭の兄が土下座をして辞めてくれと頼み、相手チームは笑いながらこのパンツを被ったら許してやるよと言われ、兄はパンツを被り許しを請います。その様をみて相手チームは爆笑します。
するとシンは言います
『帰ってきた…』
兄たちの眠っていた少林拳が目覚めたのです。そこからは少林チームの快進撃です。みんなで相手チームをサッカーで完封したのです。相手チームは謝りサッカーチームに入れてくれと頼み、新生サッカーチームができたのです。
ファンは少林チームでサッカーの大会の申し込みに行きますが、門前払いを受けます。そこに憎き相手のハンが現れ、少林チームを見て小馬鹿にしたように大会に出さしてやれと言います。少林チームはサッカーの大会の出場権を得ます。
ハンの予想は外れ、少林チームはどんどん勝ち上がっていきます。快進撃です。それを聞いてハンはおどろきます。
引用元 映画 少林サッカーより
そんな少林チームの活躍を見て自分を変えなきゃと思うのがムイでした。ムイはその足で美容クリニックに行き、ニキビを治して、派手な化粧を覚えてきます。
少林チームがムイのお店で打ち上げをしているところへ綺麗になったムイが派手な化粧と服で現れます。シンはそれを見て綺麗だと言います。
しかし、兄弟子たちはむいをみて化粧が派手だと馬鹿にします。ムイは明るく振る舞いますが泣いてしまいます。木陰で休んでいるムイのところへシンは励ましに行きます。
そこでムイはシンに告白をします。ずっと好きだったと。しかし、シンの好きとムイの好きは違いました。戸惑うシンを置いてムイはみんなの輪へ戻っていきます。
そこへお店の女将さんがきて、派手な格好をしたムイのことを叱ります。しかし、兄弟子たちはムイを庇います。ムイは綺麗になったと兄弟子たちも言います。ムイはうれ嬉しそうにはにかむのでした
引用元少林サッカーより
大会の決勝戦の日シンはムイに観戦チケットをもって誘いに来ますが、女将さんから、店を畳んだと言われます。ムイが作る饅頭がしょっぱくなった為だと。
シンは落ちていたまんじゅうをあらって食べます。その饅頭はしょっぱく、ムイが泣きながら作っているのが頭によぎります。
しかし大会の時間が迫っているため行かなければなりません。
決勝戦はハンの監督するチームデビルでした。サッカーの試合は全て仕組まれていました。関係者は全部買収済、チームデビルもドーピングをして半端ない強さになっていました。
そんなことも知らずに挑む少林チームは苦戦します。1点も入れられないだけではなく、相手チームからどんどん選手を壊されていくのでした。キーパーの兄弟子がやられ、それを見たチームメイトも逃げ出します。
映画 少林サッカーより
少林チームはキーパーがおらずあと一人かけたら人数が足りなくなり自動的に負けが決まるところまで追い込まれていました。
そこに鎧の肌の兄が自分がキーパーをすると申し出ます。試合開始前に兄は家族に愛していると電話をし、試合に挑みます。
相手チームからの容赦のない攻撃により兄はボロボロにされます。しかし、兄は耐えボールをシンに渡します。
引用元 映画 少林サッカーより
しんはゴールまで行きますが、相手のキーパーに太刀打ちできません。そしてキーパーの兄は倒されるのでした。
少林チームは絶望的でした。人数が足りず降参するしか残っていなかったからです。そこにスキンヘッド姿のムイが自分がキーパーをすると現れたのです。
シンは危ないから帰れと言いますがムイの意思は強く、負けられないチームは渋々承諾するのでした。
あっという間にボールは相手チームに渡り、渾身の力でゴールに打ってきます、ファンすらも目を背けた瞬間、ムイは太極拳でボールを簡単に受け流すのでした。それを見た少林チームは歓喜します。
ムイはシンにボールを私、みんなの思いが詰まった1発を相手チームに放ちます。それは爽やかな号風となり、相手チームを蹴散らし、一点を入れるのでした。
その1点は少林チームの優勝を指していました。そして一同シンを大歓声の中胴上げし盛り上がりました。
そして時は経ち、シンはランニングをしています。街中の人達は少林寺拳法を使い豊かに暮らしています。
街の巨大なモニターにはシンとムイがカップルとして笑顔で写っています。
少林サッカーの評価
少林サッカーは2001年公開の映画です。
しかしその後に公開されたカンフーハッスルに抜かれています。でも監督はチャウ・シンチーと同じようです。
監督はキャプテン翼にインスピレーションを得て制作したと言っています。確かにキャプテン翼も同じような異次元サッカーですね。それにギャグを入れコミカルに描いているのだと思います。
国内ならぬ全世界で人気が出たようです。
まとめ
やっぱり少林サッカーはいいですね。笑いあり感動ありと王道に行く感じです。
しかし、その王道だからこそ、誰しもが楽しめる展開になっています。老若男女問わず楽しめる作品だと思います。
最後ムイの思いが報われてほんとうによかったです!
実写版イナズマイレブンだといえばすぐ伝わる(笑)