【映画】英国王のスピーチ
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英国王のスピーチ スタンダード・エディション [Blu-ray]
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あらすじ
幼いころから、ずっと吃音(きつおん)に悩んできたジョージ6世(コリン・ファース)。そのため内気な性格だったが、厳格な英国王ジョージ5世(マイケル・ガンボン)はそんな息子を許さず、さまざまな式典でスピーチを命じる。ジョージの妻エリザベス(ヘレナ・ボナム=カーター)は、スピーチ矯正の専門家ライオネル(ジェフリー・ラッシュ)のもとへ夫を連れていくが……。
引用元Yahoo映画より
予告
ネタバレ感想
この映画との出会いは突然でした(笑)
私は元々ゾンビ映画やアクション映画が好きでたまらずNetflixに登録しました。
ある程度見たい映画が終わっておすすめの映画の中にあったのが英国王のスピーチ。
元々家でコーギーを長年飼っていることもありコーギー=イギリス、エリザベス女王とおもっていました。
なので意外とイギリス王室系はよくコーギーが出てきたりするので好きだったりする。なんとなーく見てみようと思って見たのがこの映画でした
感想としては
おもしろ!!
この映画は吃音症に悩む英国王ジョージ6世と、専門家ライオネル・ローグの関係性が主になって進んでいく映画です。
以下ストーリーと私の感想
映画の最初ではジョージ6世はまだ王様ではありません。むしろ王位継承権が上の兄がいます。それでも王室関係者としてはいろんなところに出向きスピーチをする必要があり、そのため吃音は致命的なことであります。吃音があるためジョージ6世の父であるジョージ5世は厳しく人前でスピーチをさせることでそれを克服させようとします。それでも吃るジョージ6世は叱責をくらいます。
私からしたら「なんやねん!このオヤジ!髪の毛毟るぞ?!」といいたいところです(笑)ですがあの時代自分の父と言えどイギリス国の王様ですもんね…。
ジョージ6世は吃音を治したいとも思っておりいろんな専門家にかかるものの、結果が出ず困っていました。
ビー玉をくわえて発声練習のときは思わず笑ってしまいました(笑)その時にコーギーがちらっと映って可愛いってそちらに意識が向いたりもしました(笑)
ジョージ6世の妻であるエリザベスはスピーチ矯正の専門家であるライオネルを新聞で見つけジョージ6世を説得しライオネルの所に行くのですが、ライオネルの治療は合わない!と帰ると言います。最後にといわれ、大音量の音楽の流れる中音読しろと言われ嫌々ながらも音読をし、その録音CDを手に帰宅します。帰ってふとした時にそのCDをきくと、スラスラと話すしているジョージ6世の声が入っているのでした。
ジョージ6世は再びライオネルの元へエリザベスと通うようになるのでした。そして自分の兄へのコンプレックス、幼少期の乳母からの虐待等、ライオネルにぽつりぽつりと話すようになるのでした。ジョージ6世がライオネルに心を開いた瞬間でした。
この時ライオネルが、この診療室では王子と聴覚士は関係なく、対等な立場だと言った時とても懐疑的だったジョージ6世でしたが、ライオネルのユニーク?な性格に仲良くなるのも時間の問題だなとにやにやした記憶があります(笑)そして二人三脚の吃音治しのシーンは大好きです
引用元
(C) 2010 See-Saw Films. All rights reserved.
妻のエリザベスも一緒になって行っているので、あぁ、この夫婦はどんなときも2人で乗り越える素敵な夫婦なんだなあと。
それからしばらくして、父であり国王であるジョージ5世が亡くなりました。内心ジョージ6世は兄である、エドワード8世がいるので自分は王になることがないと安堵していました。しかし、エドワード8世は離婚歴のあるアメリカ人女性ウォリスと結婚するために、王位を退くのでした。そこで次の王様として選ばれたのがジョージ6世でした。
ジョージ6世は元々内気な人物でこの重圧に耐えられずライオネルに八つ当たりのような喧嘩をふっかけ、2人は喧嘩別れをします。そんな中迎えた王位継承の評議会のスピーチを吃音て大失敗してしまいます。ジョージ6世はここでライオネルに謝罪し、和解。戴冠式は無事終えるのでした。
このシーンでジョージ6世は重圧に苦しんでいます。次の王が自分と決まり家に帰宅したら、自分の娘達(幼少期のエリザベス女王、マーガレット王女)が、いつものように抱きついてくるのではなく、王に挨拶をするようにおじぎをしたのです。その時のジョージ6世の切ないような顔がものすごく心に来ます。何より大切な家族が自分の生い立ちのせいでここまで変わるのかと。
しばらく経って、ナチス・ドイツがイギリスに対して開戦を宣告し、第二次世界大戦が幕開けします。ドイツではヒトラーが饒舌にスピーチをしています。
イギリス国民は王の言葉を待っていました。ジョージ6世はラジオ放送で国民に向けて国民を勇気づけるスピーチをすることになりました。
これは全国民が待っているとても重要なスピーチになります。緊張するジョージ6世ですが、ライオネルがそばに着いていてくれ、自信を持ってスピーチをするのでした。
そのスピーチを戦場の兵士、防空壕や地下にいる国民が聞くのでした。スピーチは無事成功。
そのあとジョージ6世はバルコニーから妻と手を振りその姿を見守るライオネルでした。
終わり
私的お気に入り
ほんとこの映画は大好きです。実は見たのは1度ではなく3回くらい(笑)
一番好きなのはジョージ6世が王になることが決まった時の妻エリザベスとの会話。
突然王になることが決まったので執務室で書類を見て仕事に早く慣れようとするジョージ6世の部屋に訪れたエリザベスとの会話です。(青文字がジョージ6世赤文字がエリザベス)
引用元 公式動画よりhttps://youtu.be/uS3SWKfQZh0
「これは、戴冠式の式次第……
うぅ、こんなのは間違ってる。私は王じゃない。」
「泣かないでアナタ」
「私は海軍士官でしかない。国王なんかじゃない。すまない。情けない」
「いいの。そんな事言わないで。あなた…かわいそうに。私の大切な人。」
「すまない…」
「実はね、私がプロポーズを2度断わったのは愛してなかったからじゃないの。王族の暮らしがイヤだったの。毎日公務に明け暮れて自分の生活がなくなってしまうから。でも思ったの。“素敵な吃音幸せになれそうって”」
この二人の会話!!!なにこれ!!夫婦って凄ない!?私だったら急に王女になれと言われても多分納得出来ないだろうし、配偶者を慰めたりもする器もない。
でもこのふたりだからこそ乗り越えて来れた物語なんだろうなと思うととても羨ましくもなります。
この映画はただの歴史映画ではなく、夫婦の愛や友情、ジョージ6世の王への成長がきちんと描かれており、とても面白いです。
仕事などで疲れた時に見たりするとほっとするというか、ああ私も頑張らなきゃと勇気がもらえます。
まとめ
多数の賞を得たこの映画、納得のストーリーになってます。そしてこの話が実話で、主人公が王様ということです。
吃音で悩んでる人は多数いると思われています。そんな人達に手を差し伸べてくれるそんな映画です。