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【映画】着信アリ あらすじからネタバレ結末考察。最後の意味の解説

【映画】着信アリ

着信アリ

来る。

 

あらすじ

自分の携帯から電話がかかってくるという「死の予告電話」があると噂があった。単なる噂話と思っていた由美達であったが、友人の一人の携帯から知らない着信音が流れ、未来の自分からの着信であった。そこから次々と「死の予告電話」がかかり始め、由美達の周りを死が待ち構えるようになる

 

予告

 

キャスト

柴咲コウ
堤真一
吹石一恵
石橋蓮司
永田杏奈

 

感想

初めてこの映画を見たときはガラケー全盛期の中学生のときでした。当時はまだ着うたとかじゃなくて、着メロだったから、この着信音を鳴らすのが流行ったなあって懐かしき記憶です(笑)

 

それまでのホラー映画ってリング一択だったんですよ。そこに呪怨が公開されて、ホラーってすごい!みたいに世間に注目を浴び始めてすぐくらいに着信アリの公開だった記憶があります。

 

あの頃はテレビでもホラーを沢山していたし、世間も今よりホラーに寛容で予告でもバンバン流れていたんですよね。

 

当時は映画館で見る勇気もなく、DVDで借りてみました。あのゾワゾワした着信音とともに始まる怪異たちに怖かったものの、好奇心もワクワクもすごかった記憶があります。

 

みたら怖い!なにこれ斬新!っておもいましたね。誰しもが携帯を持ってる時代に逃げようのない死の着信って怖すぎ!って今でも思いますね。スマホの時代の現代でも有り得そうな話ですもんね。

 

でも映画の大まかな流れは分かるものの、細々した設定が意味がわからないところが多いです。虐待や、美々子のしたかったこと、病院、ラストのシーンなど。

 

そこを含めて解説考察していきます

 

ストーリーネタバレ

中村由美は友人達と合コンをして楽しんでいました。そこへ遅れて陽子が礼服を着て現れました。後輩の子が亡くなったらしく、その葬儀の帰りでした。

 

礼服なのは良くないとトイレで陽子が着替えてる最中に聞き覚えのない着信音がなります。その陽子の携帯電話から流れているようで由美は陽子に電話がなってるよと言いましたが、陽子はそんな着信音知らないと行ってる間に着信は切れてしまいます

 

携帯画面を見ると『着信アリ』と残っていましたが、着信履歴が未来の4月18日自分からで残ってる留守電には陽子の声と叫び声が入っていました

 

4月18日に陽子と電話していた由美は着信のことを思い出し陽子に聞いた途端、あの留守電と同じ声がし、陽子は電車にひかれ死にました。洋子の口からは赤い飴玉が出てき、千切れた腕はそのまま新しい発信先を探していました。

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由美は洋子の葬儀の帰り女子高生が『死の予告電話』について話しているのを聞きます。未来の自分から着信があり、次のターゲットを電話帳から探すので、自分の電話番号着信拒否しといた方がいいと忠告を由美は受けるのでした。恨みを残して死んだ女性の怨念だとも教えられました。

 

4月21日合コンに参加していたケンジから自分から着信音があったと由美は告げられます。みんなの悪い冗談だろと怒るものの、怯えるケンジでしたが、運命の時間がやってきました。留守電と同じことを話したとおもったら、背後からカシュッカシュッと聞きなれない音がしたと思ったら、そのままエレベーターに引き釣りこまれ、転落死してしまいました。由美はその状況を何もすることが出来ず見つめるだけでした。

 

由美はケンジの目撃者ということで警察に事情聴取されますが、呪いの話なんて警察は取り合ってもくれませんでした。その夜に友人のなつみが泊まりに来てくれます。するとなつみの携帯電話に死の着信音が流れたと思ったら、添付メールが着いており、怯えるなつみの後ろにこの世のものでは無いものが写っていました。怯えるなつみに由美は必ず助けると約束するのでした。

 

なつみの携帯電話を解約し2人で自宅に戻るとそこにはテレビ局が待ち構えており、死の着信について聞きたいと騒ぎ立てます。番組で除霊するといい、有名な霊能力者だからとなつみを誘います。どうしても助かりたかったなつみは由美の静止を振り切りテレビ局へ行くのでした

 

由美が呆然としていると山下と言う男に出会います。山下は過去に妹を死の着信で亡くしていました。そこから山下は個人で死の着信について調べていました。由美は山下と死の着信を止める方法を探すことにしました。

 

山下の妹は児童相談所の職員で虐待に関することをせんもんとしていました。妹が最後に立ち寄った病院に2人で向かうとケンジが死んだ時と同じ音がしました。そちらを見ると喘息の吸入器を使う子供がいました。

 

そこでピンと来た2人はその病院で喘息で亡くなった子供について調べました。そこで水沼美々子にたどり着きました。母であるマリエは美々子の葬儀後から行方不明。携帯電話も常に留守電に繋がるだけでした。

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山下の妹は生前水沼家に関わっていました。美々子が喘息で病院に運ばれたこと、美々子の妹菜々子が怪我をした事、その都度母親は懸命に看病していたと山下の妹ののーとにはかいてありました。ここで由美は代理ミュンヒハウゼン症候群だと気が付きました。

 

良き母であることを周りから認めてもらいたいが故に水沼マリエは子供たちを傷つけていたのだと2人は憶測を立てました。

 

なつみの運命の時間は近づいており、2人は急いでなつみのいるテレビ局へ行きますが、門前払いされます。なんとかスタジオに入り込んだ時には既に遅く、除霊が始まっていました。霊能力者は吹き飛ばされ、困惑するなつみの背後から『連れて行ってあげる』という声とともに体が拗られ、最後は首がもげてしまいました。その口からは赤い飴玉が転がり落ちるだけでした

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静寂に包まれたスタジオで再びあの着信音がなります。由美のものでした。次の日の19時13分からの着信で、留守電にはどうして…という由美の声だけが入っていました。

 

山下と自宅に戻った由美は腕の傷跡を見られ何があったのか尋ねられます。由美は自分が幼少期受けていた虐待と、優しかった祖母の自殺について話しました。

 

翌日2人は水沼家の次女の元へ訪れます。虐待がショックで話せなくなっており、手に持ってるぬいぐるみから、死の着信音と同じメロディが流れました。菜々子から何も得られなかった由美はマリエがよく子供連れて行っていた病院へ行きます。そこは移転して新築でしたが、水沼家が通っていた頃は古い病院で、その病院がまだあると教えられ、手がかりを探すため由美は1人でで向かいます。山下へは昔の病院へ入ると連絡を入れていました

 

由美が病院へ入った時時刻は18:49でした。運命の時間まで30分ほどでした。そのとき廃病院から着信音が鳴り、先に着いた山下がいるのだと単身中へ入ります。しかし、中に山下はおらず、壊したはずの自分の携帯電話があるだけでした。

 

困惑する由美に遅れてきた山下が合流します。ふたりは浴槽で死んでいる水沼マリエの遺体を発見します。ミイラ化しており、その手には携帯電話が握られていました。山下がマリエの携帯電話を壊したとき、由美の運命の時間は過ぎていて二人で安堵します。

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しかし、ミイラが起き上がり、由美の首を絞め始めます。山下は突き飛ばされ部屋から出てしまいます。由美は首を絞めるマリエの姿がかつて虐待を行っていた母親と重なり、泣きながら『お母さん。もう逃げないから。いい子でいるから。ごめんなさい』と抱きつきます。するとマリエの動きは止まり全てが終わりました。

 

同じ頃菜々子がいる児童相談所に警察が来ており、菜々子が持っていたぬいぐるみからビデオテープが発見されたと。そのビデオテープの中身は虐待を行っていたのはマリエでなく、美々子だということでした。それを目撃したマリエは菜々子を連れて家を出ようとします。喘息で苦しみ始めた美々子を無視して。

 

ビデオを見て終わった警察に菜々子が真っ赤な飴玉を渡します。『お姉ちゃんがいつも早く良くなってねってくれたの。』それを警察は急いで山下へ伝えます。何も終わってなかったと。

 

1人家にいた由美は時計がドンドン巻き戻り運命の時間になるのを見て『どうして』と戸惑います。あの電話と同じように。そして目の前に美々子が現れるのでした。

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山下が急いでゆみの部屋に駆けつけた時由美はいつもと同じように暮らしていました。拍子抜けする山下に由美は抱きつき腹部を包丁で刺します。戸惑う山下に『病院へ連れて行ってあげる』と微笑む由美ですが!鏡に映るのは美々子でした。

 

病院で目覚めた山下に甲斐甲斐しく世話をする由美。口移しで真っ赤な飴玉を渡し、愛しそうな手つきで山下を撫でます。しかしその手には包丁が握られていました。

 

着信アリ

着信アリ

 

 

 



 

由美は美々子?

後半で時計が巻き戻り由美が叫び声を上げますがその後に入ってきた山下には普通な感じで接する由美。しかし背後の鏡に移るのは美々子

 

というシーンがあります。あの辺から視聴者は戸惑いますよね。

 

私が思うのは由美は美々子に殺されていて、ただ身体を借りていただけなのではないかと。借りる時に由美の記憶も共有していたから、ゆみが信頼、心を寄せている山下を殺したのではないかと。

 

ただ一回目は献身的な姿を見せたいがために未遂。最期には病室でというオチなのかなぁと。

 

ちなみに着信アリ2を見ると、山下は死んでおり、由美もその後、自分の実母を殺し自殺しています。

 

 

まとめ

着信アリは日本のホラーを代表してもいい作品だと私は思います。しかし謎も多いのも確かな作品です。

 

呪怨のように様々な解釈ができます。だからこそ見ているのもワクワクするのだと思います。

 

死の着信。誰でも起こりうる恐怖だからこそ、見ているこちらの不安も駆り立てます。

 

久しぶりに見返してみるのもいいかもしれませんね。

着信アリ2のストーリーはこちら

着信アリファイナルのストーリーはこちら