【映画】チア男子!!
全員で、翔べ!
あらすじ
道場の長男に生まれ、幼い頃から柔道を続けてきた晴希。しかし、連戦連勝の姉・晴子と比べて自分に才能がないことに悩んでいた。怪我をきっかけに柔道から距離を置いていた晴希に、幼なじみで親友の一馬は「一緒に新しいことを始める」と宣言する。なんと、それは前代未聞の“男子チアリーディング部”の創設だった―!
予告
キャスト
横浜流星
中尾暢樹
浅香航大
瀬戸利樹
岩谷翔吾
菅原 健
小平大智
感想
なにか爽やかな映画が見たいなーーーと思って観た映画です。
ほんと爽やか!青春!って感じでした。私の世代だとROOKIESとかごくせん、ウォーターボーイズというドラマが昔してまして、そんな見てて恥ずかしくなるような、それでも何かこみ上げてくるものがあるって感じの映画でした。
原作は小説で
桐島、部活やめるってよって小説も書いた朝井リョウさんです。アニメ化もされており、知名度は元から結構あった作品です。
王道な青春映画をトントン拍子で見せてくれるので中弛みもせず、飽きることなくあっという間に終わってしまう作品です。
これドラマでしてても結構受けたんじゃないかなあって思えるくらいです。人間関係の模様をもう少ししっかりと見たい気もしました。
登場人物がみんな爽やか!嫌味がない!見ていて不快感はあまりないです。まずこの映画は悪役がいないんですよね。みな善人という感じでそれぞれ抱えるものはあるものの、仲間内で解決して、さらに絆を深めていきます。
日常に疲れた時にこの映画は泣けました。一馬の日常に。この人はぜひ幸せになって欲しい!って思わされました。なかなか男性にそんな感情もたないのに!(笑)
もう少しチアの部分を増やして欲しかったなあって。それくらいに男性のやるチアは動きにアクロバットがあって、見ていて感激しました
ネタバレストーリー
晴希は道場で生まれ育ったものの、優しい性格が仇となり、柔道では強くなれず姉の応援を一生懸命していました。そのうち腕を怪我し、晴希は柔道を休んでいました
大学生になった晴希はサークル活動を何にしようか悩んでいたところ、幼なじみの一馬からチア男子のチラシを貰い興味を持ちます。一馬は両親は既に亡くなっており唯一の家族の祖母の世話で忙しい日々を送っていました。
一馬も晴希の家が経営する柔道に通っていましたが、これを機に柔道を辞めチア男子部を創設することにしたと言い、晴希のこともチア男子に誘います。しかし、晴希の実家は柔道を辞めるなんて言い出せる雰囲気では無かったため、晴希は悩みました。
一馬は今まで柔道の試合でも晴希が応援してくれたからやる気が出て勝ててきた。晴希には人を応援する力があると説得してくれ、晴希もチア男をすることにしました。
一馬の亡くなった両親もチアリーディングをしていたこともあり、昔のビデオを見て2人で研究を重ねました。仲間集めも必死にやり、ぽっちゃり系な浩司と真面目なメガネの渉が興味を示してくれました。
浩司は運動音痴でいじられても言い返せない性格なのと、渉も偉人の言葉を引用して話してばかりの男子でした。しかし2人はそれがコンプレックスで生まれ変わりたいからと入部を決意してくれました。
バラバラな4人が頑張って練習をしていると関西弁の弦と総一郎が興味を示してくれ、6人での出発となりました。大学自体に女子チアがあったため、6人は合同練習をしてもらいますが、実力の差に愕然とします。
運動神経抜群の宗一郎ですら適わないと思い知らされましたが、女子チアからもう1人過去に男子チアをしていた人がいると翔を紹介してもらいます。しかし翔は6人の実力を見て諦めることを勧めてきました
しかし諦めずに練習を続ける6人に徳川は折れ、共にチアをすることになりました。そして経験者も入ったことでどんどん実力をつけていきます。みんなが抱える悩みを壊したいという意味でBREAKERZとチーム名を決めました。
BREAKERZとして大学祭にまで出演することが決まりました。これを機に晴希は家族に柔道を辞めチアをやりたいと告白しました。両親は晴希の性格を知ってか納得してくれましたが、姉だけは認めてくれませんでした。
ある日練習をしていると車椅子にのったさくらという女の子が訪ねてきます。さくらは翔と練習しているときに失敗により怪我を折ってしまいました。しかしさくら自身は翔が再びチアをしてくれることを喜んでいましたが、翔は怪我をさせてしまった恐怖を思い出しチアを上手く出来なくなっていました
同じころ、一馬の祖母はどんどん認知症が悪化していくばかりでした少しでも自分のことを思い出して欲しくて始めたチアなのに祖母は悪くなる一方でした。
皆の心が乱れ始めた時に事故は起こりました。バランスを崩した晴希を助けるために総一郎が怪我をします。それが申し訳なくなり晴希はチアに顔を出せなくなります。
運動音痴の浩司は停滞期、渉も就活でなかなか顔を出せません。そして揉めてしまいます。何故自分がBREAKERZにいるのかという問いに誰もすぐには答えられませんでした。
そこでみんな自分と向き合いました。浩司は人に言い返せるように、渉はチアのおかげで内定を得た、怪我を弦と乗り越えた総一郎、さくらに助けられた翔、祖母を言い訳に辞めようとした一馬はまた晴希に救われます。
学祭当日、晴希は姉にチアを見て欲しいと頼みます。BREAKERZとして皆一生懸命演技し、たくさんの観客から拍手をもらいます。その中にはあれだけ反対した姉もいました。
まとめ
疲れている時にお勧め映画です。みんなそれぞれに抱えるものがあってそれを乗り越えて成長して行く部分に感動します。
ウォーターボーイズを彷彿とさせるような展開に胸が熱くなります。青春映画が苦手な人はほんとに拒否反応を示すくらいに青春しています。
何かに悩んでる人の背中を押してくれるような映画です。